冴羽は上川隆也に決定『エンジェル・ハート』原作者・北条司も太鼓判

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日本テレビ系で10月にスタートする連続ドラマ『エンジェル・ハート』(放送開始日未定、毎週日曜22:30~)の主人公・冴羽獠を、俳優の上川隆也が演じることが決定。上川と原作者の北条司がコメントを寄せた。

獠を演じる上川は、「北条司先生とお話させていただいた時に、“漫画は漫画、実写は実写。上川さんの冴羽獠を作ってください”という、大きく背中を押して貰えたような、とても心強いお言葉を頂きました。このお言葉を胸に、ドラマとしての『エンジェル・ハート』冴羽獠を演じたいと思います」と北条とのエピソードを明かし「原作にはこれまでも親しんで来ましたし、『エンジェル・ハート』で描かれている歳を重ねた獠への共感は少なくありません。そんな想いを原動力に演じていければと思っています」と意気込みを語った。

一方の北条は「ドラマ化が発表された後で“誰がやっても獠にならないのではないですか?”とファンには聞かれたのですが、もちろん、それぞれがイメージする獠があるから、誰が演じてもマンガそのままにはならないでしょう」と持論を展開。「そして今回、とても素敵な役者さんだと以前から思っていた、上川隆也さんに演じて頂けると聞いて、嬉しく思いました。ドラマの内容自体がどのようになるか未知数な部分が多いですが、“上川さんが演じるとどういう獠になるか”今から楽しみにしています」と期待を寄せている。

累計発行部数5000万部の大ヒット漫画「シティーハンター」の世界観をもとに、新たなパラレルワールドを描いた作品「エンジェル・ハート」(コミックス1stシーズン33巻:新潮社、2ndシーズン既刊10巻「月刊コミックゼノン」連載中:徳間書店)。物語は、シティハンターと呼ばれる、凄腕のスイーパー“始末屋”冴羽獠と、相棒の槇村香に、絶体絶命のピンチが訪れるところから始まる。この時、香は不慮の事故により亡くなってしまう。そんな中、脳死状態の香の心臓が移植されることによって一命をとりとめた、謎の美少女・香瑩(シャンイン)が、獠の前に現れる。果たして、香瑩の正体とは。獠と、香の命を宿す香瑩の出会いがもたらすものとは……。

人気漫画の主人公を演じることについて、上川は「獠はとにかく人気のあるキャラクターで、男女問わず好かれていますし、理想の男性像という方も多いのではないでしょうか。恐れ多い気持ちは、いまだに拭いきれませんが、やるからには、やれるだけのことをやろうと思っています」と正直な気持ちを吐露。しかし、「演じていく手がかりとなるものは、今は原作しかありませんが、スタッフの皆さんや共演者の方々から色々な刺激を受け取りながら演じていくのも大切だと思っています。そんな風に原作と現場の雰囲気の双方を大事にしながら演じていけたらと考えています」と前を向いた。さらに、「今は、イメージになるべく近づけるよう、およそ2日に1回の頻度で、トレーナーさんと相談しながらトレーニングを続けています」と役作りに励んでいることを明かした。

そして、今回の発表とともに公開された“冴羽獠”としてのビジュアルについては、「写真撮影は、メイクさんや衣装さんなど、スタッフさんのお力を改めて感じた一幕でした。“こうやって一歩一歩イメージに歩み寄っていこう”と、最初の希望の光を見せてもらえた思いです」と語り「皆様の力をお借りしつつ、また自分も力を尽くして、『エンジェル・ハート』という作品を作っていこうと思えました。作品を見て下さった方から“まさにドラマ版『エンジェル・ハート』だね”といって頂けるようなドラマにしていきたいです。ぜひ楽しみにしていてください」とアピールした。

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