アニメ『金田一少年の事件簿R』が復活 10月から2クールの放送が決定

公開:

10月3日(土)の17時30分から、連続TVアニメ『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』(読売テレビ・日本テレビ系)の新シリーズがスタートすることが決定。秋冬の2クールに渡って放送されることがわかった。

原作は、推理漫画の先駆けとして1992年から2001年まで「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された、原作・天樹征丸、作画・さとうふみやによる「金田一少年の事件簿」。普段は冴えない高校生だが、事件が起きると名探偵だった祖父譲りの推理力を発揮する金田一一(はじめ)が主人公。はじめは幼馴染みの七瀬美雪、仲の良い剣持警部、ライバルの明智警視らとともに、抜群の推理力で難事件を解決していく……というストーリー。2004年からは不定期連載となり、2013年からは「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」と改題して連載している。

2014年4月にスタートした前シリーズ『金田一少年の事件簿R』は、1997年4月から2000年9月に放送された人気アニメ『金田一少年の事件簿』を継承した形で制作。声優は当時と同じく、はじめ役を松野太紀、美雪役を中川亜紀子、剣持勇役を小杉十郎太、明智健悟役を森川智之が務めた。一方で、時代の流れに合わせ、セル画からデジタルに手法を変更しているほか、おどろおどろしい雰囲気からライトな雰囲気になり、子どもでも見やすい作品に仕上がった。また、新たに音響監督が加わり、ドラマに厚みが増した。土台の部分は変えずに細かな部分を修正した『金田一少年の事件簿R』は、新旧ファンから支持を集め、好視聴率を記録していた。

今回の新シリーズの大きなポイントは、前シリーズから大きな変更点がないこと。作品の魅力をよく知るキャストとスタッフが再集結し、“良い部分を引き継いでいこう”という思いを込めてタイトルはそのままにしている。また、前作は4月から9月までの春夏シーズンの放送だったが、今回は秋冬シーズンの放送となり、この季節ならではの事件も取り上げられる。各エピソードは、4~5話分の長さで丁寧に事件を描く本格的な推理モノから、1~2話で気軽に見ることができるものまで、バリエーション豊富な構成となっている。

そして、前シリーズに続き、犯人を操る地獄の傀儡師・高遠遥一が登場。高遠の緻密に練られた犯罪トリックと、その難解な謎に挑む金田一少年の知能のぶつかり合いが描かれる。原作ファンにも人気の高いエピソードだけに、注目が集まりそうだ。

PICK UP