DAIGO『24時間テレビ』マラソンの距離100kmに決定「YSKですね」

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8月22日(土)18時30分より、日本テレビ系で放送される『24時間テレビ38』。このたび、チャリティーマラソンの公開練習が行われ、ランナーを務めるDAIGOが走る距離が発表された。その後、DAIGOは、パーソナリティーを務めるV6の長野博、森田剛と、坂本雄次トレーナーとともに取材に応じた。

発表前の「何kmだと思うか?」という質問に対し、DAIGOは「ロック(ミュージシャン)なんで69kmとか勝手に考えてました」と返して笑いを誘った。その後、坂本トレーナーから小さく折り畳んだメモを受け取り、こっそり覗き見ると、真剣な表情で「なるほど……」と一言。“100km”と書かれたメモを報道陣に見せたあと、今の気持ちを聞かれると「YSKですね。=やっぱり・そう・来たか」とコメントし、会場は爆笑に包まれた。

坂本トレーナーはこの距離について、「2ヶ月くらい練習を見てきて、ご本人の体力、身体の個性、当日の気象、制限時間など、いろいろな要素を考慮して、切りのいい数字ということで100kmにしました」と述べた。DAIGOは、「まだ、楽しみより不安の方が強いです。でもやっと走る距離がわかったので、残り2週間は“100km走るんだ”という意識で練習に臨めるし、この100kmという距離をしっかりと受け止めて、気を引き締めて頑張っていきたい」と締めくくった。囲み取材でのコメントは以下。

――距離を聞いた感想は?

DAIGO:オファーを受ける前までは、ロックミュージシャンなんで、なるべく運動しない生活を心がけてきたんですけど、今回こういう機会をいただき、過去最高に運動している自分がいます。運動してみて1つ気づいたんですけど、体の調子がとってもいいんですよね。今までの人生の中で、体調は一番いいです。今、100kmって決まりましたけど、自分自身としては頑張って、何がなんでもゴールしたいと思います。最初(オファーを受けた直後)の限界は3kmでしたが、今の限界は30kmにのびたんで、それをどれだけ伸ばせるのかというのが、本番までの課題かな、と思っています。

――一緒に走ってみた感想は?

森田:最初に走る姿を見たときに「変だな」って思ったんですよ(笑)。坂本さんに聞いたら「変なんだけど、もうちょっとスピードが乗ると、すごいきれいなフォームになるんだよ」と言われて、安心しました。(そのスピードに乗った姿を)早く見てみたいと思いました。

長野:確かに、胸を張って走る感じだったんですよ。「あれ?」と思ったんですけど、坂本さんが「大丈夫だ」と言っていたので、安心しました。あと、何ヶ月か前は「足に筋肉がなくて細い」という情報を聞いていたのですが、さっき聞いたら筋肉も少しずつついてきているというお話だったので、よかったなと思いました。

――長野さん・森田さんが応援に駆け付けてくれていかがでした?

DAIGO:長野さんと森田さんに来ていただいて、自分にとっては心強くて、ありがたいですね。森田さんは、実際に走られた経験もありますし、すごく勉強になります。

――筋肉が少しずつついてきたということですが、実感はありますか?

DAIGO:一番実感しているのはライブの時です。今ツアー中なんですが、過去最高にキレッキレのDAIGOをお届けしてるんで……(笑)。日々運動することは大切なんだと思いますし、運動してなかった頃の自分には戻りたくないと思うようになっています。練習できる時間がマチマチなんですが、今の所MAXで30kmくらいは走りました。でも、(今日100kmと聞いて)まだ本番の3分の1しか走ってなかったんだな……って思って、正直ちょっとゾッとしてます。(30km走った)あの日でもホントに疲れたんで……。

――今後の練習メニューは?

坂本:1週間くらい前に、炎天下で35km走をしたんですけど、これから本番までの間に、もう1度20km以上走ります。それ以降は、疲労を取っていかなければいけないというもう1つの課題がありますから、あんまりダラダラやらないで、短い時間で効率的にキレのいい練習をしようと思っています。回数的にはあと3回くらいしか練習できないですけれども、今年は例年以上に暑いので、本番のことを考えると、疲労をどう取っていくかが一番大事なポイントになると思います。ある程度スピードを出して走ると体の構造の弱点をカバーできるのですが、ゆっくり走ると弱点の影響が大きく出るので、そういう意味で長距離のマラソンには、ランニングとしての難しさがあると思います。

――DAIGOさんのいい所・悪い所は?

坂本:彼のいい所は、お尻と大腿部です。弱点は、彼の身長の高さに対して背筋が若干弱くて、身体のバランスが取りにくいので、その辺かなと思っております。そういう今の彼の身体をもって100km完走するためには、体力的な面と精神的な面でのバランスをうまく取っていくことがポイントになると思います。

――そんな坂本さんの言葉を聞いて

DAIGO:(お尻がいいのは)俺も薄々気づいていました(笑)。いい所と悪い所を両方言っていただけると、両方意識できるんで、ありがたいです。

――経験者として、森田さんからDAIGOさんにアドバイスは?

森田:さきほど坂本さんがおっしゃっていましたが、もう1度長い距離を走って、残り1週間は身体を休めて本番にそなえることになると思うので、アドバイスは……特にないんですよね(笑)。本番は、気持ちの部分が大きいと思います。走っている間、どうしても孤独になるんですよ。勝手に色々なものを背負いこんでしまって、寂しくなるんです。そんな状態になったとき、どう自分と向き合って、進んでいくかということがポイントになると思い
ます。メンタルはすごく強そうなので、問題ないとは思っていますけど(笑)。

――バンドのメンバーはサポートしてくれていますか?

DAIGO:バンドのメンバーのサポートは……特にないです(笑)。「今、足痛いところはある?」とか気遣ってはくれます。あと、ライブのあとに一緒に腹筋したりとか、そういうのに付き合ってくれるメンバーもいます。基本的には応援してくれていますね。

――最後にひと言

DAIGO:今回の24時間マラソンは、全国のみなさんの繋いでくださった襷(たすき)がスタート地点に来て、その襷を持ってゴールするという役目もあるので、色んな方の思いを感じながら走りたいと思います。その襷が自分にとって重く感じるときもあると思うんですけど、その分パワーにもなると思うんですよ。本当につらいときは、その襷を握りしめて走りたいな、と思います。

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