V6岡田准一、山中教授と『24時間テレビ』チャリTシャツを“共同デザイン”

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8月22日の18時30分から放送される『24時間テレビ38』(日本テレビ系)のコンセプトは、“笑顔をつなぐ”。今年のチャリTシャツは、様々なストーリーで「笑顔をつなぐ」15人のもとに、メインパーソナリティーをつとめるV6とHey! Say! JUMPの15人が向かい、想いを込めた笑顔マークを描いてもらったもの。そのひとつが、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が描いたものであることが発表された。V6の岡田准一が山中教授のもとを訪れて依頼。岡田のアイデアも盛り込まれた笑顔マークが完成した。

山中教授の絵を見た岡田は「このV、Wというのは?」と質問。すると山中教授は「これは僕のモットーなんです。“Vision and Hard Work.”僕がアメリカ留学をしているときに、研究所の所長から、“これが研究者として成功するための秘訣だ”と教えられました」と説明し「僕たち日本人は、“Hard Work”はほとんどの人が得意なんですね。ただ、“Vision は?”と聞かれたら、答えられない場合が多いんです。でも、よく考えたら、(僕が)研究しているのは、今治せない人を治したいからなんだ、と。そういう最初の気持ちを思い出したんです。それが僕の“Vision”ですよね」と、その理由を語った。また、岡田が「iPS細胞とか書かなくても大丈夫ですか?」と冗談めかすと「じゃ、髪の毛の代わりにiPSって書いておきます」と山中教授が応じ、二人による“共同デザイン”のマークが生まれた。

そして、山中教授は「iPS細胞って特殊な細胞で、難病で苦しんでおられる患者さんの皮膚や血液の細胞をいただいて、そこから作るんですね。だから、実験室で使っている細胞は、患者さんとつながっているんです」と解説し「今までは、細胞は細胞、患者さんは患者さんで、別のものでした。ところが、iPS細胞は、すぐその後ろに患者さんがいらっしゃる。今まで20年くらい医学研究をやってきましたが、その“つながり”は、これまで感じなかったことですね」と、研究で感じた“つながり”エピソードを披露した。

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