鈴木亮平、3DCGアニメ映画で声優初挑戦『ルドルフとイッパイアッテナ』井上真央と共演

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俳優の鈴木亮平が、3DCGアニメーション映画『ルドルフとイッパイアッテナ』(2016年夏公開)で声優に初挑戦することがわかった。鈴木は「声優は初めての挑戦になりますが、原作のイメージを大切にしつつ、“イッパイアッテナが鈴木亮平で良かった”と言っていただけるよう体当たりで挑みたいと思います」と、意気込みを語っている。

原作は、1987年に初刊が発行されて以来28年のロングセラーを誇る、斉藤洋による「日本一有名なノラ猫」シリーズ(講談社刊)。2013年、10年ぶりに発売した第4巻までの累計発行部数は90万部を超え、国民的な児童文学として子どもたちに長く親しまれてきた作品。ひょんなことから飼い主のもとを離れ、思いがけず東京にやって来てしまった小さな黒猫・ルドルフが、街を牛耳るボス猫・イッパイアッテナと出会い、ノラ猫としてともに生き、成長する姿を描いた友情と冒険の物語だ。

街で最も恐れられている大きなボス猫・イッパイアッテナを演じる鈴木は「原作を読ませていただき、子どもが楽しめるストーリーの中に、学ぶことの面白さ、広い世界を見ることの素晴らしさなど、大人もハッとするようなテーマを盛り込んだこの作品にとても感銘を受けました」と原作の印象を語り「一見乱暴者に見えて、実は思慮深く心優しいイッパイアッテナ。そんな彼を演じさせていただくことになり、今とても興奮しています」と、現在の心境を明かした。主演映画『俺物語!!』(2015年10月31日公開)では、身長2m・体重120kg(推定)の大男を演じるにあたり、30kg増量する役作りを敢行。今回は“声優”だが、どんな役作りで収録に臨むのかにも注目が集まりそうだ。

そして、小さな黒猫・ルドルフ役には、女優の井上真央が決定。「ルドルフと同じように、私も新たな世界を冒険してみようと思います。猫の視点から描かれる友情はとても可愛いらしく、また一歩、踏み出す勇気をもらえそうです。子どもたちはもちろん、大人も楽しめる作品なので、私も精一杯頑張ります」とコメントを寄せている。鈴木と井上の共演は、『シュアリー・サムデイ』(2010年)で兄妹役を演じて以来の5年振り。二人は、CGで描かれたリアルな日本の街並みを舞台に、セリフだけでなく猫の鳴き声の演技にも挑戦する予定だ。

本作で共同監督を務めるのは、映画『ポケットモンスター』シリーズで18年間メガホンをとり続ける湯山邦彦と、アメリカをはじめ80カ国以上でオンエアされた3DCGアニメ『PAC-MAN and the Ghostly Adventures』を手がけた榊原幹典。脚本は、アニメ『妖怪ウォッチ』のシリーズ構成などを担当する加藤陽一。アニメーション制作は、Sprite Animation Studios、OLM、OLM Digitalが手掛ける。

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