広瀬すず「休めたら引きこもりたい」映画『バケモノの子』初日舞台挨拶

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細田守監督の最新アニメーション映画『バケモノの子』の初日舞台挨拶が、11日に都内で行われ、声優を務めた役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋と、細田監督が登壇した。

本作は、熊徹(役所広司)と少年・九太(宮崎あおい、青年期は染谷将太)の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界「渋天街(じゅうてんがい)」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、親子の絆やヒロイン・楓(広瀬すず)との淡い恋愛などを描いた冒険活劇。広瀬は、「初めて声のお仕事をさせていただいて、自分の声がスクリーンから聞こえるのは不思議な感覚でまだ慣れないです。色々な不安もありますけど、今日から『バケモノの子』がたくさんの人に広がっていくのが楽しみです」と語った。

そんな広瀬について、細田監督は「なんで1テイク目からこんなに臨場感があるんだろうと。軽いテストの時から緊張感が漲っていてものすごかった」と印象を語り、「(百秋坊役の)リリーさんとお酒を飲ませていただいた時に、“広瀬すずは天才だ”という話を、1時間41分くらい話しましたね」と、リリー・フランキーとのエピソードを明かし、絶賛していた。

また、細田監督作品が夏休み公開であることにかけ、「3日間の夏休みをもらったら何をしたい?」という質問をされた広瀬は「4日間じゃダメですか?」と延長を懇願し、「1日目は昼まで寝て、家に引きこもっていたいです。残りは地元に帰ったりしたいですね」とコメント。すると、すかさず大泉が「なら3日間でもよかったじゃねーかよ!」とマイペースな広瀬に鋭いツッコミを入れ「ツッコミたいのを我慢していたんですけど、我慢できませんでした(笑)」と告白し、笑いを誘った。

舞台挨拶の最後には、出演者が観客席に降りてフォトセッションを行い、劇中に登場する白い不思議な生き物「チコ」のぬいぐるみを観客席に投げ入れるサプライズ演出も。細田監督は「今日は本当にありがとうございます。長い月日とたくさんの才能があって完成した、幸運な作品だと思います。ぜひ、ご近所のお子さんにも勧めていただきたいと思います」と、アピールした。

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