競技かるたを題材にした大人気コミックス「ちはやふる」(末次由紀／講談社「BE･LOVE」連載)の実写映画化が決定。主人公・綾瀬千早を演じるのは、今作で映画初主演を果たす、女優の広瀬すず。役柄に合わせ、ロングヘアのエクステをつけて大役に臨む。
原作は、2010年「このマンガがすごい！オンナ編」第1位を獲得し、コミックス累計発行部数1200万部(2015年6月現在、既刊27巻)を超え、2011年に「ちはやふる」、2012年には「ちはやふる2」として、テレビアニメ化もされた大人気作品。“競技かるた＝百人一首”に情熱を懸ける高校生たちの友情・恋愛・成長が、瑞々しくも熱い青春模様として描かれる。
千早を演じる広瀬は、「家に百人一首があるくらい、家族全員で原作の大ファンです。原作の千早は、身長が高くロングヘアで、自分とは違うイメージかなと不安もありましたが、色々な作品を演じていく中で、自分にも千早のような熱い部分があると感じました。千早の熱をしっかり表現し、少しでも彼女のまっすぐさ、芯の強さに近づいていきたいと思います」と、作品や役柄への思いを明かす。また、「映画初主演ということはあまり意識せずに、キャストのみんなと同じ場所で、小泉監督がつくる『ちはやふる』の世界でイキイキと一番輝いている千早として生きられるように頑張りたいと思います」と、意気込みを語った。
小泉監督は「素直で、無邪気で、情熱的で、周りの人間を魅了しながら前へ前へと突き進む。綾瀬千早という人物像を違和感なく演じきれる役者は、広瀬さんをおいて他に考えられません。」とキャスティングの理由を明かし、「広瀬さん自身は、実は千早とは逆にとてもシャイで慎ましい方なのですが、そこはさすが役者。ひとたびカメラが回ると、途端に役に入り込んで千早の弾けるようなキャラクターへと豹変します。皆さんにその変貌ぶりを早くご覧になって頂きたいです」と、広瀬の魅力を語った。
ほか、真島太一役に野村周平、綿谷新役に真剣佑、最強のかるたクイーン・若宮詩暢役に松岡茉優、千早が通う瑞沢高校教諭役に松田美由紀、千早の百人一首の師匠・原田役に國村隼といった豪華キャストが決定。さらに、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也といった次世代を担う若手俳優の出演も発表された。2016年3月に『ちはやふる・上の句』が、同年4月には『ちはやふる・下の句』が連続公開される。
