Hey! Say! JUMP山田涼介が『24時間テレビ』ドラマ初主演 兄役にNEWS増田貴久

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Hey! Say! JUMPの山田涼介が、『24時間テレビ38』(8月22日・23日放送、日本テレビ系)のスペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」で主演を務めることがわかった。山田は急性脳腫瘍を患うサッカー部の高校生を演じ、その兄をNEWSの増田貴久が演じる。

本作は「サッカーボーイズ 明日への絆 君のためならがんばれる」(清水久美子著、カンゼン刊)が原案のドラマ。病に侵されながらもピッチに戻れることを信じ、壮絶な闘病生活を送った高校生と、その家族の物語が描かれる。山田は、過去に『24時間テレビ』のドラマ「にぃにのことを忘れないで」(2009年)、「今日の日はさようなら」(2013年)にも出演しており、3回目で初めての主演となる。

山田演じる主人公・佐々木諒平は、三兄弟の次男。難病にかかった末の弟を目の当たりにして育ったせいか、周囲に迷惑をかけまいと弱みを見せないため、どこか生意気に映ることもある青年。サッカー部の副キャプテンに選ばれた高校二年生の秋、脳腫瘍にかかってしまう。山田は、「台本をもらったばかりで、まだ手探りの状態ではありますが、ある日突然、脳腫瘍になってしまい、それでも強くたくましく病気に立ち向かい、“サッカーをやる”という夢に向かって突っ走った……そんなサッカーが大好きな少年・諒平君の生き方に感動しました。なぜ自分が選ばれたのかという理由を考えながら、この作品に対して、失礼のないように演じていきたいと思っています。ドラマを通して、家族の愛や友情の大切さを、色んな人に感じてもらえたら嬉しいです」と意気込む。

お調子者で甘えん坊だが、諒平の発病をきっかけに印刷会社を退職し、三男の看病をするようになる長男・哲平を演じる増田は、「お話を頂き、24 時間テレビということでプレッシャーはありますが、とても光栄です。山田くんとの作品で、長男として家族をしっかり支えられるように一生懸命頑張ります。台本を読み終わって泣いてしまいました」とコメント。また、諒平にとても可愛がられてきた、7歳のときに難病を発症して以来ずっと病院生活を送っている三男・証平を演じる下田翔大は、「見ている方に、証平の家族への気持ちが伝わる様に心を込めて演じれるように頑張ります。毎年家族で見ていた24 時間テレビに関われてすごく嬉しいです」と語った。

そして、諒平の父・弘を赤井英和、母・萌子を安田成美が演じる。「親死んで、子死んで、孫が死ぬ。この世に生をうけたものはすべて死んでいく。当然のことです。ただこの順番が入れ違いになると不幸が起こります。私はこの台本を読んで涙が止まりませんでした。ひろしの気持ちももえこの気持ちも痛いほどわかるからです。この作品に参加させていただくにあたり、家族の大切さを伝えられたらと思っております」(赤井)、「実話であることで身につまされる思いです。是非、このドラマを見て頂きたいです。そして、命の尊さを改めて感じて下さったらと思います」(安田)と、それぞれドラマにかける思いを語った。難病で長期入院している三男にかかりきりだった萌子は、皮肉にも諒平の発病がきっかけで次男と寝食を共にし、正面から向き合うことに。弱音ひとつ吐かない彼の強さに驚く萌子だったが、亡くなったあと、初めて諒平の本当の思いに気づくことになる。

櫨山裕子プロデューサーは、「今回のドラマは、ある家族の物語です。ご両親や通っていた学校への取材を通じて感じたことは、彼がまだみんなの中で生きているということ。諒平君が命をかけて作り上げた家族の絆や友情から、今回の24時間テレビのテーマ“つなぐ”に通じるものを感じました。主演の山田涼介さんは、エンターテインメントの主人公を演じることが多いですが、今回は一人の生身の人間として、病気に苦しみながらも周囲には強くふるまうなど、人間の複雑さや繊細さを表現して欲しいと期待しています」と、今回のドラマを“俳優・山田涼介”に託していると明かした。24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」は、8月22日(土)21時頃に放送予定。

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