13日放送の『マツコとマツコ』（日本テレビ系、毎週土曜23:00～）で、マツコ・デラックスそっくりのアンドロイド“マツコロイド”とナイツが漫才に挑戦した。
マツコロイドには人間に近い自然な音声で話せる「AIトーク機能」が搭載されており、以前は、ニュースキャスターとなって原稿を読み上げる実験に挑戦。第2弾では、カーナビ機能を搭載したマツコロイドとスピードワゴン小沢がドライブを堪能。そして第3弾となる今回は、漫才に挑戦。ナイツのボケ担当・塙の代わりにマツロイドが舞台に立ち、ツッコミの土屋と寄席でネタを披露するという、世界初の大実験を行う。
塙がネタをテキストで打ち込んで操作し、マツコロイドが、あたかもマツコ本人かのように土屋と漫才を繰り広げることになるが、土屋は「俺、塙以外と漫才やったことないからできないと思うよ」と率直なコメント。早速、ナイツ定番の“インターネットのヤホーで調べたんだけど”のくだりをマツコロイドと土屋で試したところ、塙は「すげぇつまんない」とバッサリ……。
ナイツの二人は、マツコロイドと波長が合わないことに対して不安な様子だったが、番組側は10日後に本番に挑んでもらうことを通知。ナイツは数日後、オリジナルで作ったネタを用意し、仕事の合間をぬって練習を始めた。その後、芸人仲間の流れ星からもアドバイスをもらうなど、かなりの意気込みで臨んだ本番当日。果たして、マツコロイドとナイツの漫才は、集まった大勢の観客を笑わせることができるのか。
本番後、観客たちは「最初出てきたときビックリした」「塙さんが同じネタをやるより色っぽかった」など様々な感想を述べ、ナイツの二人は「お客さんを前にやってみたら、途中で不思議な感覚が出てきた。アンドロイドということを忘れかけた。血が通ってない言葉が機械に合っていた」と話したが、最後は「二度とやりたくない」とぼやいて爆笑を誘った。
マツコロイドの生みの親・石黒教授は、そんな二人について「アンドロイドの本質を見抜いていた」と感心。さらに「アンドロイドが下品な言葉を言っても、人間の言葉より好意的に受け止められる」と解説。マツコも「恐怖を感じた。あまりにもアンドロイドが進化してしまい、人間以上のことを表現できるようになったら、本物の人間の価値は下がる」と語ったが、プロデューサーと楽屋で話した際には「これまでのVTRで一番面白かった」と絶賛した。
様々な企画を展開し、高視聴率を連発してきた同番組の中でも“神回”となるか。マツコロイドとナイツによる漫才の全貌は13日の放送で。
