伊藤歩、実年齢と同じ35歳の“婚活刑事”役に「台本を読む度に心に刺さります」

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7月2日にスタートする新ドラマ『婚活刑事』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59~)が6日にクランクイン。撮影の合間に、本作で民放の連続ドラマに初主演する伊藤歩、共演の小池徹平、鈴木砂羽が取材に応じた。

伊藤演じる主人公・花田米子は、惚れた男性がすべて犯罪者という悲劇的な能力を持つ婚活中の刑事。ある意味、男運がない女性の究極系だ。それでもめげずに婚活にいそしむ米子と同じ35歳の伊藤は、「35歳以上になると、婚活もそうですが、妊活も含めて結構シビアになってくる年齢なので、台本を読む度に心に刺さります(笑)。コメディ要素もありますが、米子の色々な感情や、失恋してからどのように立ち直り成長していくかも見どころ。私と同じ世代の女性にリアルに伝わると良いなと思います」と語った。

ドラマは一話完結型で、様々なタイプのイケメンゲストが犯人役として登場。米子は、仕事に対しては真面目だが、その特殊な能力のせいでトラウマを抱えてしまっているため、恋愛に関してはウブで純粋。正義感と恋愛の間で揺れ動きながら、最後には好きになってしまった犯罪者を自ら逮捕することになる。

そんな米子と衝突しながらも一緒に事件を解決していく、警視庁捜査一課から異動してきたエリート警部・藤岡躑躅(つつじ)を演じる小池は、「躑躅は知的なキャラで、後半にかけて明らかになりますが、過去のある出来事が原因で闇を抱えていて冷血なところがあります」と役柄を紹介。また、「米子とは真逆で恋愛に興味がなく、本気で人を好きになったことがない。Sっ気が強くて、攻める感じの役はあまり経験がないので、初日から楽しいです(笑)。米子との対比が面白いので、これからの絡みでどんな化学反応が起こるのか、期待していてください」と、初共演となる伊藤との掛け合いが見どころの一つだとアピール。

米子と躑躅の上司で両国署の刑事課長・塚本警部役の鈴木は、「締めるところは締めて、お二人を見守りつつ、ドラマを盛り立てていきたいです」とコメント。「歩ちゃんは、10年前に共演させていただいた時の印象から変わらず、可憐な方。その時は(伊藤は)20代半ばだったと思うんですが、ずっとピュアなままでこういう世界にいらっしゃって、この役はすごく合ってるなと思います」と語り、伊藤は「心の広い先輩なので、甘えちゃいけないんですけど、どうしても困った時には助けてくれると、勝手に信頼しています」と、心強く思っている様子だった。

また、鈴木は、初共演の小池について「これまでは良く知らなかったんですけど、とてもストイックで、役に対しても真摯で努力家。ご自分に色々なものを課している方だと思いました。顔に似合わず、実は腹筋が6パックに割れていたり、お料理もしたりとか、そのギャップで女の子をやらかすタイプですね」とニヤリ。小池は「ありがとうございます(笑)。先日、バラエティ番組でご一緒して、面白くて、どっしり肝が据わっている方だなと。現場にいらっしゃるだけで安心感があります。さっきも、“靴の先が尖りすぎじゃない?”と、早速いじってもらいました(笑)」と感謝していた。

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