堺雅人、叫ぶ!「ふざけないでください」『Dr.倫太郎』第7話

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5月27日に、堺雅人主演ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)第7話が放送される。堺が、患者の心に優しく寄り添う精神科医・倫太郎を繊細に演じて話題の本作だが、この7話では、その倫太郎がいつになく激しい声で抗議するシーンが登場する。

薫(内田有紀)の息子で、サヴァン症候群を伴う自閉症スペクトラムと診断されている深也(平林智志)の脳を研究対象にしたいという宮川(長塚圭史)に対して、倫太郎は「ふざけないでください」と強い言葉で抗議。その後、倫太郎は、深也のみならず、解離性同一性障害に苦しむ明良/夢乃(蒼井優)の担当も外れるように言い渡され反発。しかし、円能寺(小日向文世)に「嫌なら辞めてもらう」と告げられてしまう。

[第7話あらすじ]倫太郎は、解離性同一性障害に苦しむ明良の診察を本格的に開始。しかし、診察室に来たのは明良のふりをした彼女の別人格・夢乃だった。夢乃は倫太郎に抵抗し、手当たり次第に物を投げたりして暴れる。倫太郎は、そんな夢乃をなだめることもせず、受け止める。夢乃が倫太郎の診察を受けていると知った円能寺は、夢乃の病気について倫太郎を問い詰める。しかし、倫太郎は、患者に対する守秘義務を主張して何も答えない。

薫の息子・深也が病院を訪れる。深也は、倫太郎の診察を受けていた。彼は特定の分野に驚異的な能力を発揮するサヴァン症候群を伴う自閉症スペクトラムであり、豊かな芸術的才能を持つ少年。薫は、他人とのコミュニケーションをとるのが困難な深也の気持ちを理解するにはどうすればいいのかと悩んでいた。そんな中、深也の作った彫刻が美術展でグランプリを受賞。深也の特殊な脳の機能に目を付けた宮川は、深也を研究対象にしたいと申し出る。円能寺は、宮川の提案に興味を持つ。しかし、倫太郎は反対。研究のための検査が深也には耐えられないものだと倫太郎は考えていた。円能寺は、倫太郎に深也と夢乃の担当を外れるよう命じる。倫太郎は反発し、円能寺と衝突。円能寺は倫太郎に「嫌なら辞めてもらう」と告げる。宮川は薫に、深也の脳を調べたいので協力してほしいと頼む。しかし、薫は拒否。それは病院の意向に背くことにもなるため、薫は病院を辞める覚悟をする。

倫太郎は、薫と深也の力になれない無力感にさいなまれる。立ち直れずにいた彼の前に、明良が現れる。倫太郎は明良に、自らの苦悩を打ち明ける。明良は、そんな倫太郎を励ますのだった。明良の言葉に救われる倫太郎。倫太郎に感謝され、喜びを感じる明良。二人の心の距離は縮まり……。

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