堺雅人『Dr.倫太郎』第5話:夢乃を“解離性同一性障害”と診断した倫太郎は…

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5月13日に、堺雅人主演ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)第5話が放送される。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)は初回が13.9%、第2話が13.2%、第3話が13.7%、そして第4話は13.9%と、安定した数字をキープし続けている。

柔らかい物腰で患者に「頑張らないで下さい」と語りかけて寄り添う精神科医・倫太郎を演じる堺をはじめ、「解離性同一性障害」を持つという難しい役どころの蒼井、夢乃の実の母親・るり子役の高畑淳子らの迫真の演技、「Mother」「Woman」などで知られる演出・水田伸生による繊細な画作りで見応えのあるドラマに仕上がっており、視聴率の推移を見る限り、今期では特に満足度が高い作品と言えそうだ。今後、倫太郎の心を惑わす芸者・夢乃(蒼井優)の辛い過去と精神疾患が明らかになり、ストーリー展開も佳境を迎える。

[第5話あらすじ]夢乃(蒼井優)は複数の人格を持つ「解離性同一性障害」であると診断した倫太郎(堺雅人)。彼女の人格交代を目の当たりにした倫太郎は、夢乃の心を解きほぐそうとするが、夢乃は倫太郎を拒絶する。そんな倫太郎は葉子(高梨臨)から、彼女の友人・ナミ(ハマカワフミエ)のことで相談を受ける。ナミはもともと福原(高橋一生)の治療を受けていた患者で、一時は症状が落ち着いていたのだが、再発してしまったという。しかし、ナミの事情はそれだけではなさそうだった。

そんな中、夢乃が病院を訪れる。喜ぶ倫太郎に対し、夢乃は「一千万貸してくれるなら診察室に行ってあげる」とそっけない態度。その様子を見ていた百合子(吉瀬美智子)は、「医師としての境界を超えるな」と倫太郎に忠告する。「夢乃さんと心を通わせたい」と答える倫太郎に、百合子は、倫太郎が夢乃に恋をしているのではないかという疑いを強め、ショックを受ける。

夢乃は、るり子(高畑淳子)から一千万円を無心され、追い詰められていた。彼女は円能寺(小日向文世)に、一千万円を貸してほしいと頼む。すると円能寺は、一千万円を貸す代わりに、ある条件を出す。その後、倫太郎の家に、取り乱した様子の伊久美(余貴美子)がやってくる。円能寺と海に行ったはずの夢乃が姿を消してしまったというのだ。倫太郎は伊久美から話を聞き、夢乃、本名・明良の悲しい幼少時代を知る。倫太郎は、彼女を探しに向かったのだが……。