竹野内豊、短髪の江口洋介を「地元の人と勘違い」映画『人生の約束』ハッピ姿2ショット公開

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映画『人生の約束』(2016年1月公開)で初共演を果たす、竹野内豊と江口洋介の2ショット写真が初公開された。このゴールデンウィークに、本来であれば毎年10月1日に開催される「新湊曳山まつり」を完全再現。のべ1400人のエキストラとスタッフ、見物人を合わせると約3000人を動員し、3日間かけてクライマックスシーンが撮影された。竹野内と江口は、山車をバックに、揃いのハッピ姿で満面の笑顔を浮かべている。竹野内は、役作りのために人生初の短髪になった江口に関して「頼れる兄貴。初めて現場に入った時は、地元の人と勘違いしてしまいました(笑)」と語っている。

本作は、「池中玄太80キロ」シリーズなどで知られるテレビドラマ界の巨匠・石橋冠監督の映画デビュー作。仕事人間だったIT関連企業のCEO・中原祐馬(竹野内)が、新興の町に奪われた、江戸時代から約350年続く「新湊曳山まつり」への参加を死ぬ直前まで切望していた親友との約束を守るため、曳山総代・渡辺鉄也(江口洋介)ら地元住民と衝突しながらも、祭を取り戻すべく共に奔走し、次第に心を通わせていく様を描く。主演の竹野内、共演の江口のほか、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、市川実日子、高橋ひかる、立川志の輔、室井滋、柄本明、ビートたけし、西田敏行ら豪華俳優陣が集結した。

最初は相容れなかった二人が、この新湊曳山まつりを通じて分かち合うという大切なシーンの撮影のため、竹野内と江口はリハーサルから鬼気迫る表情で真剣に臨んでいたという。この祭りの最大の目玉は夜。曳山と呼ばれる山車に提灯をつけて練り歩くという「提灯山」だ。海と川に挟まれ情緒溢れる港町である新湊。1基の最大重量は約8トンにもなるという曳山が7基も曳かれていく光景が内川の川面に反射され、今まで見たことのないような熱狂的、かつ幻想的なシーンが誕生した。

<竹野内豊コメント>
新湊の方々の協力を得て、やっとこの撮影に挑むことができました。ここに来る前に、新湊は日本のベニスと呼ばれるほど風情のある美しい街だと石橋監督から聞いていて、その監督が長年温めてきた映画を作れることが本当に幸せです。江口さんとは初共演で、頼れる兄貴といった感じです。初めてロケ現場に入ったときは地元の人と勘違いしてしまいました(笑)。初めて曳山を見たときは鳥肌が立つほどでした。祭りを知らない日本の方のみならず、世界中の方々に映画を通してこの祭りを知ってもらいたいですね。監督が何を伝えたいのか、実際に曳山を曳いて見なければわからない、言葉では理解できない感情を伝えていければと思います。今から仕上がりが楽しみです。

<江口洋介コメント>
新湊の町の方、そして曳き手の方々は、本当にこの祭りに対して愛情がありますので、(その期待に応えるように)どうこの映画を撮っていくのか監督と話し合い、ようやくこのシーンの撮影にたどり着きました。皆さんと共に作り上げた映画になっていると思います。僕の演じる役は漁師の役ですけど、何度も富山を訪れ、現地の方々の生活を実際に間近に見て、役に馴染んでいきました。竹野内くんともストーリーを重ねるごとに一緒に飲み行く回数も増えていきました(笑)。この350年続く曳山、提灯山なんて海外の人が見たら圧巻だと思いますし、同じ日本人ならDNAの中に組み込まれていると思います。日常では感じ取れないこの感情の高ぶりを是非大きいスクリーンで沢山の方々に観ていただきたいですね。

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