松山ケンイチ主演で「ど根性ガエル」初の実写化!連ドラで原作漫画の16年後を描く

公開: 更新:

1970年から76年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載され、72年から始まったアニメも人気を博した、吉沢やすみ作のコメディ漫画「ど根性ガエル」が、初めて実写化されることがわかった。原作の登場人物たちの16年後を描くオリジナルストーリーで、日本テレビ系で2015年7月にスタートする土曜の連続ドラマ(毎週21:00~)として放送される。漫画では14歳で、現在は30歳になった主人公・ひろし役を、俳優・松山ケンイチが演じる。

16年前、おっちょこちょいな中学生・ひろしは公園で転び、カエルを潰してしまう。しかし、そのカエルはシャツに張り付き、平面ガエルとなって復活。この平面ガエルは言葉を操り、人間以上に人間らしい感情を持つ“ど根性ガエル”だった。ひろしと、この世界に一匹しかいない平面ガエルのピョン吉は、時に助け合い、時にケンカをしながら生きてきた。そして、2015年の夏。14歳だったひろしも30歳になり、“ど根性”ですべてが解決するわけではないことを知るが、「つまらない大人にはなりたくない」と、ピョン吉と共に、自分たちらしく生きていくことを決意する。

ピョン吉と一緒に何とか“ど根性”で人生を乗り切ってきたものの、現在はダメ男。そんな中、ピョン吉のある異変をきっかけに人生をやり直すことを決意する主人公・ひろしを演じるのは、2009年1月クールに放送された「銭ゲバ」(日本テレビ)以来の民放連続ドラマ主演となる松山ケンイチ。「どんな撮影になるのか想像つかないので楽しみです。ピョン吉はひろしにとって大事な相棒だけど、ずっと一緒だとそれが普通になっていく恐ろしさがあります。きっとひろしもその長い間のどこかに一緒にいれることの奇跡を置いてきてしまっていると思います。生きているとどこかで大事だと思っていたものを置いてきてしまっているという感覚は誰にでもあると思います。これを見て何を置いてきてしまったのか思い出す人もいるだろうし、何も感じない人もいると思います。僕はこの作品で根性というものともう一度向き合いたいと思います」とコメントしている。

脚本は、「ちゅらさん」(NHK)、「最後から二番目の恋」(フジテレビ)、「泣くな、はらちゃん」(日本テレビ)など数々のヒットドラマを手がけてきた岡田惠和。「まさかのど根性ガエルドラマ化。しかも、ひろし役は松山ケンイチさん。最新技術で本当に動くピョン吉! ワクワクしながら書いています。熱くてバカだけど、笑って泣いて、力が沸いてくるようなドラマを目指したいと思います」と意気込む。河野英裕プロデューサーも、「松山くん自身が持っている、パワフルで、おちゃめな部分をすべて放出できるドラマを作りたいと思いました。みんなから“ひろし~!”と呼ばれるような、“愛すべきダメ男”になって欲しいです。子どもも大人も思いっきり楽しめるドラマにしたいと思います!」と力を込めて語った。

また、ひろしと同じく、原作でお馴染みのキャラクターが16年後の姿で登場することも本作の見どころのひとつ。ひろしの永遠のマドンナ・京子ちゃんは29歳になり、あの頃の京子ちゃんではなくなっていた。ひろしは、そんな彼女を救うために“ど根性”を出す。寿司職人の梅さん(52歳)は、今では独立して「宝寿司」の店主。ひろしの後輩・五郎(29歳)は町の警察官。美人で町の人気者だったヨシコ先生(40歳)は、相変わらず梅さんに惚れられている。ひろしの元担任・町田先生(64歳)は現在、校長先生に。かつてのガキ大将・ゴリライモ(31歳)は、今ではパン工場の若社長で、ことあるごとにひろしと対立。タフで優しい、ひろしの母親(50歳)は、本作でも良き理解者として息子とピョン吉を見守る。ひろし以外の登場人物を誰が演じるかは、今後発表される予定だ。

PICK UP