堺雅人の真骨頂、“抑制された演技”に注目!新ドラマ『Dr.倫太郎』スタート

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4月15日に、堺雅人主演ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)がスタート。堺にとって、連続ドラマに出演するのは1年半ぶりとなる話題作だ。大ヒットした堺の主演作『リーガル・ハイ』(フジテレビ系列)、『半沢直樹』(TBS系列)と真逆な点は、堺が今回扮する主人公は、最近の記憶に新しい「自己主張型」ではなく、どちらかというと「聞き役・受け入れ型」の精神科医だということ。もともと抑制された演技、受けの芝居にも定評があった堺の、真骨頂とも言える役どころだ。

また、共演には、蒼井優、吉瀬美智子、内田有紀、高梨臨、余貴美子、遠藤憲一、酒井若菜、長塚圭史、松重豊、石橋蓮司、高畑淳子、小日向文世といった演技派の面々が顔を揃え、大人が楽しめるドラマとの前評判が高い。放送を前に、気になる第1話の内容を紹介する。

[第1話あらすじ]日野倫太郎(堺雅人)は、ある大学病院に勤める精神科医。患者に寄り添って話を聞き、病んだ心を解きほぐすその手腕は天才的だ。彼にとって、この世に生きる誰もが悩める子羊であり、そうした人々を救うことが使命だと仕事に励む。治療の必須アイテムは、魔法瓶。患者の心を落ち着けるためのお茶を入れて持ち歩いている。彼を頼る患者には、大物政治家をはじめとしたセレブリティも多い。ある日、倫太郎は、OL・繭子(近藤春菜)がビルの屋上から飛び降りようとしている騒ぎに遭遇。繭子は「頑張れ、生きろ」と訴える周囲の説得にも耳を傾けず、死のうとしていた。倫太郎はためらうことなく屋上へ登り「頑張らないでください」と語りかける。そして、繭子と極限状態で向き合い、彼女を助けるのだった。
そんな中、倫太郎は、理事長の円能寺(小日向文世)ら病院幹部との会食で新橋の料亭に行くことになった。円能寺は倫太郎に、教授にならないかと持ちかける。しかし、患者の診察を優先したい倫太郎は、円能寺の申し出を断ろうとする。その席では、売れっ子芸者の夢乃(蒼井優)が円能寺らをもてなしていた。夢乃は、金や地位のある客を狙う芸者だった。倫太郎が教授候補と知った夢乃は、倫太郎に接近。売れっ子らしい手練手管で倫太郎をもてなす。翌日、倫太郎が病院に出勤すると、繭子が母親とともに訪れる。しかし、繭子は口を開かず、母親が一方的に話すだけだった。倫太郎が繭子と二人きりで話そうと言うと、繭子は逃げてしまう。彼女の手首には、リストカットの痕が残っていた。その後、倫太郎の診察室に夢乃が現れる。しかし、彼女は、前夜の愛想の良い態度から一転、別人のように冷たい態度で倫太郎を驚かせる……。

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