深津絵里、赤ちゃんを産む寄生生物の役は「ベロベロバーがすごい」

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4月25日(土)に公開される映画『寄生獣 完結編』の完成披露試写会が13日に東京ドームシティホールで行われ、主演の染谷将太をはじめ、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛ら出演者、山崎貴監督が舞台挨拶に登壇した。

人間の脳を食べて寄生する“パラサイト”の田宮涼子を演じた深津は、「撮影現場でも、どんな作品になるか想像できないシーンがたくさんありました。実際に観て、想像したものをはるかに超えていたので驚きました。本当にすごいなと純粋に思ったし、普段なら自分のシーンは“もっとこうしたら”など悪いところに目が行くけど、そんな隙も時間も与えないくらい物語の展開も早いので、きっと楽しんでいただけるんじゃないかと思います」と、完結編を観た感想を語った。

深津が演じる田宮は、パラサイトでありながら人間の子どもを産む、という役どころ。高い知能を持ち、人間とパラサイトの共存の可能性を見出そうとする存在だ。山崎監督は、常に無表情な田宮が赤ちゃんをあやすシーンを見どころとして挙げ、「すごいベロベロバーでした。皆さん、これから観ていただけると思うので、楽しんでください」とアピール。すると、深津が「ベロベロバーではなく、イナイイナイバーです……」と冷静につっこみ、会場は笑いに包まれた。

また、染谷演じる主人公・泉新一の右手に寄生したパラサイト・ミギーの声を演じた阿部は、前編を含めてイベントに初めて参加。「前編を映画館で観させていただいたんですが、スタッフロールで阿部サダヲの名前が出てくると、後ろのお客さんが“出てた?”と言っていて。イベントに参加しないと、そういうことになっちゃうんですね」と苦笑。染谷が「久しぶりですね、ミギー」と声をかけると、阿部がミギーの声で「すごいな、新一。(歓声で)キャーキャー言われているから、誰か襲われてるのかと思ったよ」 と返し、観客を沸かせた。

染谷は、「アクションシーンも前回より激しくて、頑張りました」と撮影を振り返り、「完結編を観て、素直に感動しました。今まで観たことないドラマが繰り広げられていました」と、アクションや最新のVFXに加え、ストーリーの重厚さも見どころだと強調。深津も「ひとつ挙げることができないくらいに、印象深いシーンばかり。一番最後に見せる、新一と里美の顔がすごく素敵だなと思いました」と、新一と、橋本演じるヒロイン・里美のラストシーンについて、感慨深そうに語っていた。この日は他に、新井浩文、ピエール瀧が登壇。『寄生獣 完結編』は4月25日(土)公開。その前日の24日(金)には、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で21時から前編『寄生獣』が放送される。

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