華原朋美「信用されて嬉しい」と号泣『PON!』月曜レギュラー決定を報告

公開: 更新:

歌手の華原朋美が28日、東京都汐留の同局で開催していた「春のPON!祭りステージ」でライブパフォーマンスを披露。終了後、日本テレビ系で生放送されている朝の情報番組『PON!』の月曜レギュラーに決定したことを、涙ながらに報告した。

今年でデビュー20周年を迎える華原は、生放送の情報番組に挑戦するのは初めて。レギュラー番組としては、「堂本兄弟」(フジテレビ)以来、約8年ぶり。3月30日より、月曜コメンテーターとして登場する。ライブ後、MCの上田まりえアナウンサーから「重大発表があります!」と振られた華原は、「さっきから、歌いながら泣きそうで……もう我慢できない」と号泣しながら、レギュラー決定を報告した。MCのバービーが「『PON!』でいいんですか?『PON!』のレギュラーってそんなに重いことだったんだ」と驚くと、華原は「簡単にレギュラーなんてもらえないんですよ。生放送だと、昔は“本当に華原さんは現場来にるんですか?”と言われて、そういうところから始まっているので。信用してもらえるようになったのが嬉しくて」と、さらに嗚咽した。

「20周年ですけど、実際に仕事をしていたのは10年くらい」と、芸能活動を休止していた時期が長かったと振り返った華原は、「今まで、色々なことがありました。こんなに不器用に生きてきて、取り返すのはすごく大変なんですけど、時間は戻ってこない。でも、前を向いて生きていたら嬉しいこともたくさんあって、昔の傷とか、嫌なことを忘れるくらいになりました」と、噛みしめるように語った。

また、「日テレさんには、昔を辿ると、『電波少年』で拉致されて、7ヶ月間アメリカで辛い思いをさせてもらって、あの時のことを思うともっと辛くなって……」と、かつてバラエティ番組『進ぬ!電波少年』で体当たりロケを行った時のことを思い出し涙。バービーが「思い出し泣きだったんですか?」とつっこむと、華原は「(アメリカのロケは)半端じゃなく辛くて、お腹が空いた毎日でした。でも、あの番組があったからまた歌えるようになって。でも、その後も人生が駄目になっちゃって、ずっともがき続けて、これが最後のチャンスだと思って3年前に復帰させていただき、今に至ります。そしてまた、日テレさんに助けていただくお仕事をいただきました」と笑顔を見せた。

今回のステージで華原は、「I BELIEVE」「見上げてごらん夜の星を」「レット・イット・ゴー~ありのままで~」「DEPARTURES」「I’m proud」を熱唱。伸びやかな歌声で観客を魅了した。小室哲哉が作曲した曲を「昔の彼氏が作った歌」と茶目っ気たっぷりに紹介したり、人垣が増えてくると「元彼の話すると人が増えるんです」と冗談を飛ばしたりするなど、吹っ切れた表情の華原。5月20日には、小室が作曲し、華原が作詞した、約9年ぶりのシングル「はじまりのうたが聴こえる」が発売となることを受け、「ようやくそこに辿り着けた。色んなことを言うかたもいるけど、それも私は感謝しています。そういう風に気にしてくださっていると受け止めています。辛いことがあっても、前を向いて頑張ろうとしている私を見て、誰かが光を見いだしてくれたら嬉しいです。皆さんが応援してくださったおかげです!」と、会場のファンに呼びかけた。

そして、上田アナ、バービーから、『PON!』の出演者は結婚や妊娠などのおめでたい話題が多いと聞いた華原は、「急に妊娠しちゃうかもしれないですね(笑)」と爆弾発言をして会場を沸かせるも、「20周年の感謝を、歌で伝えていくことが一番大切です。でも、幸せもやってくるかな……そんなに簡単な話じゃないですけど、結婚して、子作りもしたいです。ただ、このレギュラー決定で既に幸せなので、これ以上多くを望むと昔の私みたいになるので」と謙虚に語っていた。『PON!』は毎週月曜~金曜、午前10:25~11:30に放送。月曜は、華原のほか、ビビる大木、藤本美貴、椿鬼奴らが出演する。

PICK UP