大沢たかお「心が震えた」さだまさしが「風に立つライオン」オーケストラ演奏で生披露

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映画『風に立つライオン』(3月14日公開)のライブ付き舞台挨拶が8日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、俳優の大沢たかお、歌手のさだまさし、三池崇史監督が登壇。さだが、本作の原案となった同名の曲をオーケストラの生演奏と共に熱唱した。

さだが1987年に発表した曲「風に立つライオン」に感銘を受けた大沢が映像化を熱望し、2013年にさだ自身の手で小説化され、この度、三池監督によって映画化された本作。大沢は、ケニアで国際医療活動に従事した日本人医師・柴田紘一郎氏がモデルとなった、赤十字戦傷病院の医師・島田航一郞を演じている。

さだの歌を観客席で聴いていた大沢と三池監督は、曲が終わると立ち上がって拍手。大沢は「本当に素晴らしい。心が震えています」と感激した様子。「1987年に出来たこの曲が小説になり、バトンは三池監督に繋がって、映画を作っていただきました。僕が演じて終わりじゃない。皆さんに観ていただくことで、一番最後のバトンを渡して、ひと段落になります」と語った。

さだは、「たった1曲のためにオーケストラの皆さんに来ていただいて。こんなに豪華な舞台挨拶は初めてです。緊張しましたよ。正面で監督と大沢さんがじっと聞いてくれていたので、視線が泳いでしまいました(笑)」とコメント。曲のモデルとなった柴田氏が当時、ケニアから持ち帰ったというフラミンゴの羽をもらい受け、胸ポケットに入れて熱唱したさだは「格別な思いで歌わせていただきました。僕の曲を聴いて感動して泣いてくださっていた方もお見かけしましたけど、映画を観たらタオルじゃ足りないですよ」と観客に呼びかけていた。

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