堺雅人主演ドラマ『Dr.倫太郎』蒼井優、吉瀬美智子ら豪華出演者を一挙発表

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堺雅人が主演する2015年4月期の新ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)の豪華共演陣が発表された。堺が演じる主人公、やり手の精神科医・倫太郎の心を惑わし、やがて彼と恋に落ちる新橋の芸者役に蒼井優。倫太郎の幼馴染みで同僚の外科医役に吉瀬美智子が決定した。

堺は「蒼井優さんは『Dr.コトー診療所』(フジテレビ)でも共演していますが、同じシーンがなかったので映画『ハチミツとクローバー』以来になります。日本を代表する、素晴らしい女優さんですよね。今回、芸者さんとして、また患者さんとして登場するわけですが、間近で彼女の演技をみられて、とてもうれしいです。僕は彼女と“恋に落ちる”設定ですが、もう全て彼女に任せて、翻弄されていようと思っています(笑)。吉瀬美智子さんは、『リーガルハイSP』(フジテレビ)以来の共演です。妖艶だし男気もあって、硬軟織り交ぜたお芝居をされる、とても素敵な女優さんという印象をもっています。今回は“同志”でもあり、秘められた想いもあるようで、こちらもとても楽しみです」と、二人との共演を楽しみにしている様子だ。

本作は、堺にとって約1年半ぶりの連続ドラマ。脚本は『ドクターX』(テレビ朝日)、『花子とアン』(NHK)の大ヒットも記憶に新しい中園ミホ。演出は、『Mother』、『Woman』(ともに日本テレビ)といった濃厚な人間ドラマから、映画『謝罪の王様』などエンターテインメント作も手がける水田伸生が担当する。

蒼井は、堺との共演について「堺さんはいつ会っても変わらない方ですが、物凄い緊張感と安心感を同時に与えてくれる役者さんなので、とにかく全力でいかなければ失礼ですし、全力でやりたいと思います」とコメント。演じるのは、14歳で母親に捨てられて以来ひとりで生きてきた、新橋ナンバーワンの芸者・夢乃。元々は金目当てで倫太郎に近付き、それまで「恋愛」を精神疾患に過ぎないと考えていた彼の心を惑わせるが、苦しみを癒やされるうちに本気の恋に落ちていくという役どころだ。蒼井は「正直、とんでもない役を引き受けてしまった……と凄く動揺して、最初に台本を読んだ日は眠れなくて3回読み返しました。中園さん・水田さん・堺さんという座組みを聞いてすぐにこの役を引き受けてしまいましたが、自分にとって結構な挑戦になると思います。足を引っ張らないように頑張らなくては、という思いです。どうか私が白塗りメイクのシーンはチャンネルを変えずに耐えていただければと思います(笑)」と語っている。

一方、吉瀬は「堺さんは以前共演した事がありますが、とても優しい方です。堺さんの違ったキャラクターを見るのが楽しみです」とコメント。演じるのは、倫太郎とは幼馴染みで、同じ大学病院に勤務する外科医・水島百合子。彼の家の合い鍵を持ち、料理や身の回りの世話もする母親的な存在だが、恋人ではない。「百合子は強そうに見えて切ない役です。倫太郎にずっと片想いしているようなもので、二人の一定距離は縮まらず、むしろ倫太郎をとられてしまうかも? 強い百合子の弱い部分が今後楽しみです」と語る。

倫太郎は、テレビのコメンテーターをこなし、書籍も数多く出版。診療の予約は2ヶ月以上先まで埋まっている評判の精神科医。堺は、今回の役柄に関して「最初に台本を読んだ感想は、“難しそうだなあ”です。いい精神科医ってなんだろう、と。たとえばこれが外科医なら、“手術が成功しました”というセリフで、いい外科医だとわかりますよね。でも、精神科医はそれだけではいけないような気がする。その答えはまだ出ていません。ひとつ“日野倫太郎”に思っているのは“人の話を寄り添って聞く人なんだろうなぁ”ということです。僕が患者さんなら、しっかり話を聞いてくれる人がありがたいのではないか? という気がしていて。最近は喋る役ばかりで、喋り疲れたというわけでもないのですが(笑)。“相手役の話を聞く”というのが今回の役のポイントではないかと思っています。中園ミホさんの脚本をよく読んで、水田監督のお話をよく聞いて、共演のみなさんのお芝居を感じながら、“いい精神科医とはなにか”をゆっくり考えていきたいです」と意気込む。

蒼井、吉瀬の他にも、内田有紀、高梨臨、高橋一生、真飛聖、中西美帆、余貴美子、遠藤憲一、酒井若菜、長塚圭史、松重豊、石橋蓮司、高畑淳子、小日向文世ら、そうそうたる役者陣が集結。堺は「今回キャストの方々が本当に豪華すぎて! 素敵な共演者がひとりでもいらっしゃると、僕は“この方がいるから楽しみ”と現場に行くのが嬉しくなってしまうのですが、そんな皆さんが、今回勢揃いしていて凄いですよね!? 役者にとって、これ以上ない贅沢です。 スタッフのみなさんも、水田監督を中心に優れた作品を生み出してきた、素晴らしいチームだと聞いています。これだけのメンバーですから、ワンシーンワンシーンを丁寧に、ゆっくり作りあげていければ、きっと良い作品になるのではと思っています」と、期待感を滲ませている。新ドラマ『Dr.倫太郎』は4月スタート、放送開始日は未定。

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