『日本アカデミー賞』岡田准一W受賞なるか、新人賞は能年玲奈、福士蒼汰、登坂広臣らズラリ

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2月27日(金)に『第38回 日本アカデミー賞』が東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、その模様が21時より日本テレビ系で生中継される。日本映画界最大の祭典に、今年も豪華な俳優陣が集結。各賞の注目ポイントをおさらいする。

主演男優賞は、何と言っても2014年邦画興行収入第1位を記録した「永遠の0」の岡田准一の受賞のゆくえに注目が集まる。岡田は、「蜩ノ記」で助演男優賞にもノミネートされており、最優秀賞W受賞の可能性もある。作品賞には、その「永遠の0」のほか、第36回の最優秀作品賞を受賞した「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンを取った「紙の月」もノミネート。また、同作は主演・宮沢りえの演技も高く評価されており、主演女優賞は個性派の安藤サクラ、大御所の吉永小百合らも名を連ねており、予想が難しい。

助演女優賞には、「紙の月」から、吉田監督も絶賛した演技を見せた大島優子と、唯一無二の存在感を発揮し同作の世界観を引き締めた小林聡美の両名がノミネート。アイドルグループ・AKB48を卒業し女優業に邁進する大島が、晴れやかな場で見せる豪華ドレスにも注目したい。

そして、新人賞はバラエティに富んだ顔ぶれ。長編映画デビュー作にして過剰なラブシーン、残酷なシーンにも挑戦した「渇き。」の小松菜奈。伝説の少女漫画が原作の「ホットロード」で瑞々しい演技を見せた能年玲奈。三代目J Soul Brothersのボーカルでありながら「ホットロード」で俳優デビューし、その自然体の演技が高く評価された登坂広臣。若い女性から大人の女性まで魅了する旬のイケメン、「イン・ザ・ヒーロー」「神様の言うとおり」「好きっていいなよ。」の福士蒼汰。独特の声とたたずまいが印象的な、今や映画やドラマに欠かせない若手俳優、「紙の月」「愛の渦」「ぼくたちの家族」の池松壮亮。将来の映画界を担うであろう面々が揃った。

司会は、昨年の最優秀主演男優賞・西田敏行、同じく昨年の最優秀主演女優賞・真木よう子。司会初挑戦となる真木が、どんな進行を見せるのかも気になるところだ。以下、受賞作品と受賞者を一覧にて紹介する。

【司会】
西田敏行、真木よう子
【ナビゲーター】
壇蜜、若林正恭(オードリー)、水卜麻美(日本テレビアナウンサー)
【優秀作品賞】
「永遠の0」、「紙の月」、「小さいおうち」、「蜩の記」、「ふしぎな岬の物語」
【優秀アニメーション作品賞】
「思い出のマーニー」、「ジョバンニの島」、「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」、「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」、「STAND BY MEドラえもん」
【優秀監督賞】
小泉堯史「蜩ノ記」、成島出「ふしぎな岬の物語」、本木克英「超高速!参勤交代」、山崎貴「永遠の0」、吉田大八「紙の月」
【優秀脚本賞】
加藤正人/安倍照雄「ふしぎな岬の物語」、土橋章宏「超高速!参勤交代」、早船歌江子「紙の月」、山崎貴/林民夫「永遠の0」、山田洋次/平松恵美子「小さいおうち」
【優秀主演男優賞】
阿部寛「ふしぎな岬の物語」、岡田准一「永遠の0」、佐々木蔵之介「超高速!参勤交代」、中井貴一「柘榴坂の仇討」、役所広司「蜩ノ記」
【優秀主演女優賞】
安藤サクラ「0.5ミリ」、池脇千鶴「そこのみにて光輝く」、井上真央「白ゆき姫殺人事件」、二階堂ふみ「私の男」、宮沢りえ「紙の月」、吉永小百合「ふしぎな岬の物語」
【優秀助演男優賞】
阿部寛「柘榴坂の仇討」、伊藤英明「WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~」、岡田准一「蜩ノ記」、笑福亭鶴瓶「ふしぎな岬の物語」、三浦春馬「永遠の0」
【優秀助演女優賞】
大島優子「紙の月」、黒木華「小さいおうち」、小林聡美「紙の月」、竹内結子「ふしぎな岬の物語」、富司純子「舞妓はレディ」
【新人俳優賞】
上白石萌音「舞妓はレディ」、小松菜奈「渇き。」、能年玲奈「ホットロード」、池松壮亮「紙の月」「愛の渦」「ぼくたちの家族」、登坂広臣「ホットロード」、福士蒼汰「イン・ザ・ヒーロー」「神様の言うとおり」「好きっていいなよ。」

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