2015年4月25日（土）から東京・新国立劇場で上演される、丸美屋食品ミュージカル『アニー』の製作発表会見が22日に汐留・日本テレビで行われ、主人公・アニー役の黒川桃花、前田優奈をはじめ、出演者が登壇した。

アニーがいる孤児院の院長で、子どもたちに対して厳しく、意地悪に接するミス・ハニガン役でミュージカルに初挑戦する青木さやかは、1月24日（土）に日本公開となるアメリカ映画「ANNIE／アニー」で同じ役をキャメロン・ディアスが演じることに触れ、「たまに“映画では、キャメロン・ディアスがやるみたいですね”と小馬鹿にされます（笑）」と自虐。しかし、「より美しく……は失笑されるかもしれないけど、キャメロン・ディアスよりも恐ろしいハニガンになりたいですね」と宣言。それを聞いた黒川は「怖いハニガンさんに負けないように明るく」と、前田も「ハニガンさんに何をされてもへっちゃらなアニーに」と意気込み、青木は「台本に書いてある以上のことはしないから大丈夫！」と返して笑いを誘った。

ミュージカル『アニー』は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー（小さい孤児アニー）」をもとに、1977年にブロードウェイで誕生。日本公演は2015年で30周年となる。初演以来、毎年開催されていた青山劇場が閉館したため、2015年は初めて新国立劇場・中劇場で上演。約9,000人の中からオーディションで選ばれたアニー役の黒川桃花、前田優奈をはじめとする合計28人の子役たちと、ハニガン役の青木のほか、グレース役には劇団四季で数々のヒロイン役を務めた木村花代、ルースター役として崎本大海が出演。また、リリー役の甲斐まり恵、大富豪ウォーバックス役の三田村邦彦は、昨年から引き続き出演する。

［ストーリー］世界大恐慌後のニューヨーク。孤児院で暮らしていたアニーは、大富豪・ウォーバックスの秘書・グレースに気に入られ、ウォーバックスの家でクリスマスまでの数週間を過ごすことに。アニーによって孤独を癒やされたウォーバックスは、懸賞金をかけてアニーの両親を探そうとする。しかし、それを知った孤児院の院長・ハニガンと弟のルースター、その恋人のリリーがある悪だくみを企てる……。