戦争の犠牲者なのに社会は…戦争孤児はどう生き抜いたのか

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8月13日の『目撃!にっぽん』(NHK総合、毎週日曜6:15)は、「ただぬくもりが欲しかった~戦争孤児たちの戦後史~」を放送する。同番組は、ひたむきに今を生きる人々をクローズアップしたヒューマンドキュメンタリー。

太平洋戦争で親を失った戦争孤児は12万人。路上で暮らす孤児の姿は各地で目撃されたが、詳しいことはよくわかっていない。彼らは戦後をどう生きたのか、当事者が証言する。これまで、過去を知られたくない、つらい記憶を思い出したくないと、路上生活を送った戦争孤児たちは、その経験をほとんど語ってこなかった。

そんな中、孤児たちの戦後を記録しようと、全国規模の調査が始まっている。高齢となった孤児たちは、辛い記憶をようやく語り始めた。餓死する仲間たち、生きるために働いた盗み、周囲の冷たい目、そして差別……見えてきたのは、戦争の犠牲者なのに社会からさげすまれた孤児たちの姿だった。

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