朝ドラヒロイン・葵わかなの恋敵役で広瀬アリス心痛!?

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葵わかながヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『わろてんか』(2017年10月2日から全151回)。16日に、大阪の同局にて、ヒロイン・藤岡てんとその夫・北村藤吉が、二人三脚で寄席の経営へと歩み出す「大阪編」の主なキャストが発表され、葵のほか、松坂桃李、広瀬アリス、大野拓朗、藤井隆、鈴木京香が会見に出席した。

同ドラマは、明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪を舞台に、吉本興業の創業者・吉本せいをモデルにしたフィクションで、葵は、いつも周りに“笑い”をふりまくヒロイン・藤岡てんを演じる。彼女は、ひょんなことから夫婦で小さな寄席経営を始め、“笑い”をビジネスにした日本で初めての女性と言われるまでに……。先月19日、京都市の東寺でクランクインして約1か月、京都府内を中心にロケ撮影を行い、5月末からは大阪局のスタジオで収録がスタートしている。

秦野リリコ(はたの りりこ)役を演じる広瀬は、「てんちゃんの恋敵ということで、実際にお会いして、こんなかわいらしい子を私いじめるのかと思うと、本当に心が痛いです。今、台本をもらっている時点だと、まだまだリリコは(藤吉に)ちょっかいばっかり出しているので、いつか“リリコいい子だな”って自分でも思えるようになればいいなと思っております。長期間大阪での撮影になりますが、気合いは十分なので精いっぱい頑張りたいと思います」と目を輝かせた。

また、キース(きーす)役を演じる大野は、「今の漫才という形を作り上げた伝説の芸人さんの役をやらせていただく訳なんですけれども、僕自身ずっと“面白い人間になりたい”って思いながら生きてきた、まじめなつまらない人間なんですけれども、こういうすごく面白くて、頭の回転が速くて、奇想天外な行動力のある、奇抜な行動をとるキースという役にまさか自分を抜てきしていただけるとはと、自分自身驚きつつも精いっぱいキース役を演じさせていただくことで、自分の中でキースさんのいい部分をたくさんたくさん身につけて(撮影が)終わる頃には面白い人間になれてたらな、と思います。あとは、こうして大阪の地でずっと住ませてもらってやらせていただいているので、大阪にどっぷり染まって、完璧な大阪人になってこの撮影を終えられたらなと思います」と意気込みを語った。

そして、万丈目吉蔵(まんじょうめ きちぞう)役を演じる藤井は、「“全くおもしろくないウケない芸人役”と聞きまして、アリスさんは今お稽古されていると思うんですけども、私はもう何の練習もいらないなと思って、このまま地でいけばいいんだなと思って安心しております(笑)。台本を読ませていただいて、てんちゃんがコロコロっと笑ってらっしゃるのが聞こえてくるようなすごく楽しい台本だったので、7月から撮影に参加できることをとても楽しみにしております。NHKの大阪のスタッフのみなさんには、もう何度もお世話になっている方が多くて、すごく安心しています」と、アピールした。

北村啄子(きたむら つえこ)役を演じるのは、朝ドラヒロインの経験者(1991年放送の 『君の名は』)の鈴木。今回の出演について、「(過去)ヒロインをやらせていただきましたが、その撮影中にスタッフの方から、“早う上手くなってヒロインのお母さん役になって帰ってきてや”とよく言われていましたが、“上手くなって”はいないのですが、こうやってすてきな息子の母親で、すてきなヒロインのおしゅうとめ役で、また連続テレビ小説に出させていただくことができます。本当にこの撮影を楽しみにしています」と当時を懐かしみながら喜びを語った。続けて、「てんちゃんのことは、最初はかなりいけずにいびるかもしれませんけど、1人の女性として、1人の人間として、てんちゃんのお手本になる人たちの1人として、いい後ろ姿を見せていけるように、私も一生懸命やっていきたいなと思います」と語った。

先に発表された、てんの夫・藤吉役を演じる松坂は、「京都編でも、おもしろいテンポ感の中で撮影していますが、新たに大阪編に入った時に、こちらの方々と一緒にお芝居すると、また違ったおもしろさと、テンポ感みたいなものが待っているんだろうなと思うと、ちょっと緊張もしますけど、すごく楽しみですね。なにより“お母ちゃん”と、どういうやりとりができるのかなっていうのが自分の中の楽しみの一つなので、僕自身もがんばっていきたいなと思っています」と、鈴木との共演を喜んでいた。

最後に葵は、「今、京都編を撮っています。前回発表になったキャストの方とすごく楽しく、明るく、おもしろい撮影をしていて、どんなドラマになるのか自分自身もとっても楽しみになってきている最中ですが、きょうまた大阪編のキャストの方々が発表になって、もっともっと、楽しく、おもしろく、にぎやかなドラマになるんじゃないかなと、今からとっても楽しみです。長いおつきあいになると思うんですけど、笑顔あふれるドラマを一緒に作っていってください。よろしくお願いします」と、撮影が順調に進んでいることを報告しつつ、笑顔をみせた。

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