みね子と時子、空っぽの工場で別れを…『ひよっこ』

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有村架純を主演に迎えて放送中のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合、月~土曜8:00)。5月29日から第9週「小さな星の、小さな光」が放送中。

6月3日は、みね子(有村)と時子(佐久間由衣)は、久しぶりに三男(泉澤祐希)に会うことに……。向島電機の倒産や新しい仕事について近況を話し、正月は奥茨城に帰らないことも伝える。一方、ほとんどの工員が去った乙女寮は、すっかり静かになっていた。幸子(小島藤子)や豊子(藤野涼子)も荷物を整理して、次の職場へと移っていく。そして時子が寮を離れる日。みね子は、空っぽになった工場で1人静かにしている時子を見つける。

同作品は、『ちゅらさん』『おひさま』などを手掛けた岡田惠和が脚本を担当。東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語で、戦後の高度経済成長の時期に、茨城県から集団就職で上京する女性の成長を描いていくオリジナル作品。上京した“金の卵”のみね子が、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記。

<第9週のあらすじ>
不況による業績不振で給料が減額になった、みね子たち。この先どうなるのか心配だが、頑張って働けばきっといいことがあると信じて仕事に打ち込む。一方、愛子(和久井映見)は向島電機の行く末を思って悩んでいた。そこへ本社に出かけていたライン長の松下(奥田洋平)が、すっかり気落ちした様子で帰ってくる。松下はみね子たち工員に向島電機の倒産と、工場の閉鎖を告げる。寮長の幸子が手の打ちようはないのかと問いかけるが、松下はただ首を振るばかり。工員たちはやり場のない悔しさと不安な気持ちでいっぱいになる。そんな大変な時でも、いつも笑顔で乙女たちを励ます愛子。一番つらい思いをしているのは愛子だから、自分たちも笑っていようとみね子たちは約束する。閉鎖までの1か月、残った部品でラジオの生産を続けつつも、それぞれが転職活動を始める。みね子は、澄子(松本穂香)と同じせっけん工場を受けて結果を待っていた。ついに迎えた工場閉鎖の日、最後のラジオを作り終えたみね子たち。松下と愛子がこっそり用意したプレゼントを受け取り、感慨深い雰囲気のなか帰ろうとすると、豊子が突然思いもよらない行動に出る。

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