名刀「正宗」の存在が明らかに!?ブームの影で浮かび上がる日本刀の謎に迫る

公開: 更新:

5月18日の『所さん!大変ですよ』(NHK総合、毎週木曜20:15)は、「日本刀が消えた!?ブームの陰で何が…」と題して、ブームの影で浮かび上がる日本刀の謎に迫る。同番組は、社会の片隅で起きている小さいけれど見過ごせない“事件”の数々。その、意外な真相をあぶり出すバラエティー。

今年3月、重要文化財の名刀「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」が20年ぶりに一般公開された。展示会が開かれる足利市には全国からファンが殺到し、展示期間中、ホテルの予約は満杯、公開初日は4時間待ちの行列までできたほど。この刀は、南北朝時代の備前長船の刀工・長義作の刀の写しとして、京都の刀工・堀川国広が作った刀。最近では、日本刀をモチーフにしたゲームのヒットで、日本刀そのものが、若い女性の間でも大ブームなのだという。

調べてみると、そのブームの陰で重文や国宝に指定された日本刀が多数、所在不明になっていることが判明。盗まれてしまった他、“人殺しの道具”である日本刀を集めていることを家族にも内緒にしているコレクターも多く、死後、わからなくなってしまうケースが後を絶たないという。さらに、所在不明のものの中には戦後、GHQによってアメリカに持ち去られた刀まで。そうした刀はGHQの施設が置かれていた地名をとって「赤羽刀(あかばねとう)」とよばれ、現地のマニアの間では垂涎の宝物になっているという。取材を進めると、赤羽刀の他にも戦後、時の大統領の元に渡った名刀「正宗」の存在が明らかに。ブームの影で浮かび上がる日本刀の謎に迫る。

PICK UP