世界最高齢の三つ星料理人・小野二郎、「生まれ変わったら鮨職人になりたい」

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5月14日(日)の『NHKスペシャル』(NHK総合、21:00)は、「和食 ふたりの神様 最後の約束」と題して、世界最高齢の三つ星料理人で、オバマ前大統領も絶賛した鮨職人の小野二郎(91)と、日本の“天ぷら文化”を築き上げた伝説の職人・早乙女哲哉(70)の2人の料理人にスポットをあてる。35年の時を経て初対談も実現する。

和食界の頂点に立つ2人が、唯一ライバルと認め合うのが他ならぬ互いの存在。2人は人知れず、数十年に渡って互いの店を行き来し、言葉を交わすことなく味を確かめ合っている。素材の味を引き出す技術、新たな一品に注がれる発想や細部に宿る精神――。孤高の天才は、互いの存在を支えに自らの仕事に向き合ってきた。

その2人がいま、大きな局面を迎えている。二郎は心臓の不調を訴え、途切れることのなかった営業を休むように……。「生まれ変わったら鮨職人になりたい」と吐露する一幕も。また、早乙女も、かつてない自身の衰えを覚え“終(しま)い”を意識し始めた。2人は今、次代に残す究極の一品を模索し、最後の格闘を始めている。人生の終盤、燃え尽きるまで最高の味を追い求める日々を4K映像で記録。海外からも注目を集める「和食」を極めた天才料理人の世界を描く。

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