葵わかな、朝ドラ『わろてんか』ヒロインに決定、決め手は…

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女優の葵わかなが、2017年秋から放送されるNHK連続テレビ小説『わろてんか』のヒロインに決定。9日に、大阪と渋谷の同局にて、発表会見が行われた。葵は、神奈川県出身の18歳で、NHKでは2016年に広島発地域ドラマ『舞え!KAGURA姫』で主演し、好評を博す。今回のオーディション・2378名の候補者の中から選ばれた期待の女優だ。

同ドラマは、明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪を舞台に、吉本興業の創業者・吉本せいをモデルにしたフィクションで、葵は、いつも周りに“笑い”をふりまくヒロイン・藤岡てんを演じる。彼女は、ひょんなことから夫婦で小さな寄席経営を始め、“笑い”をビジネスにした日本で初めての女性と言われるまでに……。

ヒロイン決定の知らせを聞いたばかりで、実感が沸いてなかったという葵だが、「今、この場でたくさん写真を撮ってくだるみなさんを前にして、いよいよ夢じゃないなということが、なんとなく分かってきたような状況です」と語った。また、「オーディションの時から、てんちゃんの役は何度か演じさせていただいたんですが、笑いをテーマにしたお話で、笑いってどういうことかなとか、笑いにどんなパワーがあるのかなと考えてはみたものの、やっぱり分からなくて、まだまだ未熟な私が、この役をいただけて、何ができるだろうって思った時に“キャラクターと一緒に成長していくヒロインを目指そう”と昨日の夜に決めました。絶対に乗り切ってみせる! みたいなことは言えないのですが、毎朝見てくださる皆さんに笑顔をお届けできるよう精一杯努めていきたいと思います」と目を輝かせた。

今回の起用について、制作統括の後藤高久は、「最終オーディションでカメラテストがありました。そのお芝居を見させていただいた時に、ものすごく台本と向き合って、きっちりと考えてきたんだなということが、まずわかりました。その考えたことを表現する力も備えている方なんだなということで、非常に印象に残りました。この先の“伸びしろ”がものすごく大きいんじゃないか」と語っており、期待も大きいようだ。元気が出る、愛と笑いの朝ドラ『わろてんか』の放送は、10月2日から全151回の予定。

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