タモリ、奄美大島で泥染めに挑戦

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3月4日の『ブラタモリ』(NHK総合、毎週土曜19:30)は、鹿児島県の奄美大島へ向かう。奄美大島は、鹿児島市から南におよそ380km、東シナ海に面した、山と海の大自然に恵まれた島。そんな奄美自慢の特産品と言えば、奥行きのある黒色が特徴の絹織物・大島紬(つむぎ)に、ミネラルたっぷりの黒糖。いずれも豊かな自然が生んだ“宝”だ。しかしその誕生には、江戸時代以降の奄美の厳しい環境と、人々の知恵が秘められていた。奄美の宝はどうやって生まれたのか? タモリがブラブラ歩きながら、南の島の知られざる歴史をひも解いていく。

まずは大島紬の工房へと向かったタモリ。大島紬の黒色は、テーチ木という島に育つ木を煮出してつくった染料から生まれるのだが、テーチ木だけだと、糸は赤っぽいまま。これを泥の田んぼにひたす「泥染め」を何度も繰り返して、はじめて黒色が生まれる。田んぼの灰色の泥からあざやかな黒色が生まれるのには、南国ならではの土にヒミツがあった! そこで、タモリが田んぼで泥染めに挑戦する!?

さらにもうひとつの宝・黒糖づくりの現場へ向かったタモリ。江戸時代、薩摩の支配下におかれた奄美では、黒糖を税としておさめるため、島のいたるところをサトウキビ畑にしなくてはならなかった。日々の食べ物にも事欠く暮らしの中で、奄美の人たちを救ったのは、島のシンボル、ソテツだった……。山一面にソテツが広がる壮大な風景に、タモリも感動!

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