やついいちろう、有村架純主演の朝ドラで初役者「僕にぴったりな役」

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女優の有村架純を主演に迎え、2017年春から放送されるNHK連続テレビ小説『ひよっこ』東京編の主な出演者が発表。渋谷の同局にて発表会見が行われ、有村をはじめ、宮本信子佐々木蔵之介やついいちろう佐藤仁美磯村勇斗竜星涼和久井映見松本穂香藤野涼子小島藤子八木優希らが出席した。

同作品の脚本は『ちゅらさん』『おひさま』などを手掛けた岡田惠和が担当する。東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語で、戦後の高度経済成長の時期に、茨城県から集団就職で上京する女性の成長を描いていくオリジナル作品。上京した“金の卵”のヒロイン・谷田部みね子が、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記だ。

今回は、ヒロインが東京に上京してから出会うキャスト陣の発表となる。連続テレビ小説への出演は5本目で、「すずふり亭」のおかみさん・牧野鈴子を演じる宮本は、「いろんな役をさせていただきましたが、今回私はとても名前が気に入っておりまして、どんどんそこから想像が膨らんでおります。まだまだ撮影はちょっとしかしておりませんけれども、明治生まれの女が久しぶりに演じられるその楽しさ。1本筋の通った、しかも人生を背負っている、そういうような人物を演じていると思っております」とあいさつ。

続いて、17年ぶりに2回目の連続テレビ小説に出演、料理長の牧野省吾を演じる佐々木は、「私は赤坂の洋食店を信子さん演じるお母さんと一緒に経営しています。スタッフもいっぱいいます。おいしいあったかい料理で朝のお茶の間の皆さんをおもてなしできたらと思っています」と爽やかに語った。

朝ドラ初参加でコックの井川元治を演じるやついは、「名実ともに有名な役者の方に囲まれて、一切役者をやったことは無いのですけども、芸人としてなぜかここにいるということで本当に背筋が伸びる思いでございます。僕の役はですね、料理人としてうまくなりたいんだけど、努力もしたくない。努力はしたくないのだけど、尊敬されたい。そういうようなですね、とっても人間的な役で、僕にぴったりな役だなと思っております。そのままの自分でやれる役だなと思って、精いっぱいやらせていただきたいと思っております」と意気込みをみせた。

最後に有村は、「(東京編の)撮影が始まって1か月はたったんですけど、毎日すごく楽しいですし、自分自身の中でみね子を通して、変わってきているんだなっていうこともすごく実感しています。これからまた新しく"すずふり亭”の洋食屋さんとの絡みもあるので、そこでどんな風に変化していくのか、本当に楽しみでしかたがないです。トランジスタ工場の"乙女寮”の中で、この乙女たち6人といつも居るんですが、みんな本当にしっかりしていて、自分の芯をきちんと持っていて現場でも台本を常に見て、ここのつながりがどうとか、きっといろいろ自分の中ですごく考えてみんなで取り組んでいて、なのでその熱量がきっと"乙女寮”の中に詰め込まれていると思うし、みんなそれぞれ愛おしくて本当に愛着のあるキャラクーになっているので、私以外の乙女5人のところもすごく見てほしいし、その乙女の絡みを見て、温かくみなさんが見守っていってもらえたらすごくうれしいです。6人の中で実は私が1番年上で(笑)なのでみんなを頑張って引っ張っていけるようにしっかりしたいと思います」と笑顔を見せた。

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