薬師丸ひろ子、真夏の現場で「さすが女優!」共演キャストに感心

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薬師丸ひろ子小泉今日子ミムラが美人三姉妹役で出演する新春ドラマスペシャル『富士ファミリー2017』が、2017年1月3日(火)にNHK総合で21時から放送される。28日に渋谷の同局にて試写会が行われ、薬師丸、ミムラをはじめ、仲里依紗片桐はいり鹿賀丈史が出席した。

人気脚本家・木皿泉が手がける本作は、2016年1月に放送され、好評を得た『富士ファミリー』の第2弾。富士山のふもとにある、コンビニとは名ばかりの時代遅れの店「富士ファミリー」を舞台に、近所でも評判の美人三姉妹をとりまく、かなり変わった大家族が巻き起こす騒動と人間模様をコミカルに描きだす。

しっかり者の長女・鷹子役の薬師丸は、「まさか2作目ができるとは想像していませんでしたが、この暑い夏にまたみんなが集合しまして撮影する事ができました。真夏に真冬の撮影をするということで、みんな相当冬服を着込んで、特にはいりさんなんか全身覆っているわけですから、とても大変だろうなと思ったりしていましたが、さすがに女優は誰1人汗を流さず、汗をかいているのは見たことがありませんでした」と現場を振り返った。

要領がいい三女・月美役のミムラは、「よそのお宅に行くと匂いがしますよね。でもセットなのに匂いがするんですね。“あっ去年の匂いだ!”って分かるくらい作り込みがしっかりして、美術さんの心意気を感じました。本当にこの作品は愛情があふれていて、木皿さんからの思いを私たちがパスして、皆さんに投げたいという思いで作りました」と明かした。

また、本作のエンディングを薬師丸が担当。松任谷由実の「A HAPPY NEW YEAR」を歌っているのだが、この日、アカペラで披露する一幕があり会場を盛り上げていた。

【物語】
富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」の、評判の美人三姉妹。しっかり者の長女の鷹子(薬師丸)。自由奔放な次女のナスミ(小泉)。要領がいい三女の月美(ミムラ)。ナスミは東京で結婚したが、夫の日出男(吉岡秀隆)と二人で戻ってきてすぐに、病気で亡くなってしまった。

鷹子は今年ようやく、雅男(高橋克実)と結婚し、近所のマンションで新婚生活を送っている。ナスミの元夫・日出男は愛子(仲) と再婚し、娘を授かったが、変わらず店を切り盛りしている。店には新しくアルバイトの“ぷりお”(東出昌大)が入ってきた。そして、ナスミは笑子バアさん(片桐)だけに見えるユーレイとして現れる。

年の瀬も迫ったある日、鷹子は、有名な予言者のキティ・トーヤマ(YOU)の雑誌記事を目にし、中学の同級生であることに気づく。中学時代の日記には、鷹子の運命に関するとんでもない予言が。新入りユーレイのテッシン(羽田圭介)、笑子バアさんの友達(?)・徳三(鹿賀)らが加わり、ファミリーの面々それぞれの人生に騒動が巻き起こる!

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