3度目の朝ドラ出演・三倉茉奈、ヒロインをいじめてる風にみえちゃうかも?

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芳根京子がヒロインを務める今秋の連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK)。先月、神戸市の異人館“萌黄の館”のクランクインから3週間がたち、今週から大阪局のスタジオでの収録も始まった。6月16日(木)に取材会が行われ、主演の芳根、生瀬勝久蓮佛美沙子、中村玉緒に加えて、新たに発表された本田博太郎、山村紅葉三倉茉奈が出席した。

五十八(生瀬)の兄・坂東長太郎役を演じる本田は、「そろそろ“朝ドラ”に出演したいなあと思っていましたところ、ぴったんこでした。できるだけ、毒気とユーモアとペーソスの心地良い風を吹かせたいと思っております。ボディーブローの如くじわじわと効いていきたいと思っております」と役作りのポイントを明かした。

長太郎の妻・坂東節子役を演じる山村は、「連続テレビ小説は初めての出演で、やっぱり私は夜のサスペンスのイメージがあるので、朝は出していただけないのかな、もう一生呼んでいただけないかなと思っていたので、今回とっても嬉しゅうございます。私の役は近江の家で、すみれちゃんたちが疎開していらっしゃるということなので、気持ち的には嬉しいんだけど、こちらの生活もいまパツパツなので、ちょっと困ったようでもあり、嬉しさと、迎えなければいけない気持ちと、色々な気持ちを含めて演じさせていただけますので、気持ちがバラバラにならないように演じさせていただきたいと思います」とユーモアたっぷりに語った。

続いて、長太郎の息子・肇の妻の坂東静子役を演じる三倉は、「“朝ドラ”は「ふたりっ子」「だんだん」につづいて三回目になります。それまではヒロインの幼少時代、そして「だんだん」はヒロインをさせていただいていたんですけれど、ヒロインをさせていただいた時に思うのは、本当に周りの出演者のみなさんとかスタッフのみなさんに支えられて盛り立ててもらって、ヒロインとして存在できたというか、がんばれたというのがあるので、今回はこの朝ドラを盛り上げる役柄のひとりとして、何かお役に立てたらな、と思っています。今回この静子という役は先ほどもみじさんがお話されていたとおり、疎開してくるヒロインたちを受け入れるという役柄なんですけれど、歓迎したい反面、こちらとしても生活があるということで、少しばかりヒロインを……いじめるというか、そんなふうに見えるところもあるかもしれません。楽しみにしていてください」と意味深なコメント。

そして、ヒロインの坂東すみれを演じる芳根は、「1次ロケが終わって、スタジオが始まって、“1次ロケ”っていう言葉から、私は聞き慣れていなくて、何次ロケまであるんだろう…、という風に思ったりもするんですけど(笑)、でも毎日笑顔が絶えなくて、すごく楽しくて、私は毎日現場に来ることがすごく楽しみで、楽しくて仕方がなくて、もうこれは10か月、すごくすてきな時間になるんだろうなぁっていうわくわくも止まらなくて、精いっぱい、すみれとして、こう今、つかんできたすみれを、しっかり私も支え合いながら、一緒に頑張っていきたいなという風に思っています。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

本作は、現在放送中の『とと姉ちゃん』に続く95作目で、羽鳥慎一アナウンサーの妻・渡辺千穂が脚本を手掛ける。戦前から戦後、高度経済成長期を背景に展開。主人公のすみれは、戦後に神戸で赤ちゃんの服、子ども服を専門後に神戸を拠点とする大手子供服店『familia(ファミリア)』の創業者の一人となった坂野惇子さんがモデルだ。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語を描いて行く。

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