「母親でも女でしょう?」長谷川京子が主婦役で夫以外の男と秘密の恋

公開:

長谷川京子を主演に迎えた新ドラマ『ふれなばおちん』(BSプレミアム、毎週火曜23:15)が、6月28日からスタートする。13日に渋谷の同局にて試写会が行われ、長谷川と成田凌が出席した。

同作品は、アラフォー主婦の甘く切ない恋を、リアルに描く純愛ドラマで、タイトルの“ふれなばおちん“とは、触れられただけで、恋に落ちてしまう……そんな危うい心情にいる女性を表現した言葉。日常生活の中で潤いやときめきを忘れた主婦・上条夏が、夫以外の男性と恋に落ちていく、秘めた恋心、危うくも切ない心情をどのように描き出していくのか注目だ。

主人公の夏を演じる長谷川は、「結婚して子どもを持った2人が恋愛をしていいか悪いか、是か非かみたいなことは、倫理的にはいけないと思うんですけれども、いけないと思ってやったらお芝居もできないですし最後まで分かりませんでした。その葛藤を見ている方にも同じように味わっていただいて、恋をするとか、人を愛するという気持ちを、改めて考えてもらえたらすごくうれしいなと思います」と心情を明かした。

また、夏が思いを寄せる相手、佐伯龍を演じた成田は、「(龍は夏に対して)甘いことばを言い続けるんですけれども、(その瞬間は)あぁ分かるなと思うんですけれども、口に今まで出していなかった、出せていなかった言葉がちりばめられていて、毎日緊張しながらやっていました」と振り返った。

制作統括の磯智明と脚本の安達奈緒子が、このドラマで一番こだわったのは「リアリティ」だという。磯智は、「主婦の人たちが恋心を抱いたとき、どんなような行動をとるだろうか、やはりそんな簡単に恋に落ちるっていうことはないだろうと。やっぱり大人であれば仕事もあるし、家庭もあるし子どももあると。そういういろんな葛藤を丁寧に描きつつも、でも心の中のどこかが恋心を抱いてしまう。その微妙なさじ加減みたいなところを表現したいというふうに思いました」と語った。

夏を演じた長谷川の起用について、「主婦としてのリアリティ-というものを、きっとうまく埋めてくれるんじゃないか、と思い、是非お願いしたいと思いました。実際、家事の1コマ1コマだとか、お子さんとの接し方など、映像の中でも無駄なくリアリティ-をもってきちんと表現されていると思います」と。また、成田についても「非常に男らしい荒々しい魅力というものを兼ね備えていて、そういう人と出会った時に自分の今までの事情とは違った感情をざわざわさせてくれるような男優さんではないかなという風に思いまして、ドラマの後半そこら辺がどんどんどんどんドライブがかかっていって、そういうところも楽しんでいただければなという風に思います」とアピールした。

公式サイトの予告動画では、“どんな女性も声をかければすぐに落ちるような色男”龍が、夏に甘いことばを囁くシーンも公開中だ。

PICK UP