朝ドラ『べっぴんさん』ヒロイン芳根京子「心は晴れ晴れ」クランクイン

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芳根京子がヒロインを務める今秋の連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK)が、25日からクランクイン。神戸のロケ地で取材会が行われ、芳根をはじめ、蓮佛美沙子谷村美月が出席した。

ヒロインの坂東すみれを演じる芳根は、「ついに、この日が来たという感じがしています。雲がちょっと多くて、どんよりとしたお天気なんですけども、心は晴れ晴れ(笑)。この日に向けて気持ちをどんどん高めて、お稽古やリハーサルを頑張ってきていたので、今日という日が来ることを私は本当に楽しみにしていました。不安とかプレッシャーとかは、もちろんあるんですけども、今日もこうして撮影をしていて、本当にほっとします。“あ~、みなさん(共演者やスタッフ)がいてくれて良かった~”と初日にして思っているので、きっと10カ月頑張れるなというふうに、もう確信している自分がいます。クランクアップまで精いっぱい頑張りたいと思います。応援どうぞよろしくお願いします」と笑顔を見せた。

また、朝ドラ初出演で、すみれの姉、ゆり役の蓮佛は、「今日、初日で頭のシーンから、関西弁と英語をしゃべりました。ゆりは英語が得意という設定なので、関西弁と英語をしゃべるという、自分の中ですごくハードルが高いことを初日からやっていて、なかなかできない貴重な体験をさせていただいています。そういう“挑戦するぞ!”っていう気持ちをずっと持ちながら、そして、芳根さんを支えながら、一緒に頑張っていけたらいいなという思いでいます」と語った。

そして、小野明美役の谷村は、「とりあえず初日が終わりまして、29日にちょっと大変なシーンがいっぱいあるので、そこに向けてちょっと自分の気持ちを……と思っています。先輩の役者さんもみなさんも、向かっている気持ちは一緒だという思いが届く気がするので、きっと乗り切れると思います」と頼もしさを見せた。

本作は、現在放送中の『とと姉ちゃん』に続く95作目で、羽鳥慎一アナウンサーの妻・渡辺千穂が脚本を手掛ける。戦前から戦後、高度経済成長期を背景に展開。主人公のすみれは、戦後に神戸で赤ちゃんの服、子ども服を専門後に神戸を拠点とする大手子供服店『familia(ファミリア)』の創業者の一人となった坂野惇子さんがモデルだ。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語を描いて行く。

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