今秋の連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロイン・坂東すみれ役に芳根京子が決定。6日、大阪と東京の同局にてヒロイン取材会が行われた。

芳根は、「このたび『べっぴんさん』のヒロインをやらせていただくことになりました芳根京子です。私は昨日、最終オーディションと言われて、こちらに来たんですが、みなさんにクラッカーを鳴らしていただき、『あなたがヒロインだよ』って言われ、ちょっと、びっくりで、正直まだ、この状況を呑み込めていないというか、今もすごく不思議な気持ちでたまりません。これから一年間、すみれという女の子として、すみれと2人3脚で精いっぱい頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします」と目を輝かせた。

応募総数2,261名、今回のヒロイン選考について、三鬼一希チーフ・プロデューサーは、見た目がたおやかで、愛くるしいと同時に、心の中に芯のある、真っすぐさであったり、健気さであったり、そういったものを表現できる女優を描いていたという。オーディションを重ねる中で、芳根がもっともふさわしいと感じたと明かした。

本作は、現在放送中の『とと姉ちゃん』に続く95作目で、羽鳥慎一アナウンサーの妻・渡辺千穂が脚本を手掛ける。戦前から戦後、高度経済成長期を背景に展開。主人公のすみれは、戦後に神戸で赤ちゃんの服、子ども服を専門後に神戸を拠点とする大手子供服店『familia（ファミリア）』の創業者の一人となった坂野惇子さんがモデルだ。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語を描いて行く。