人気パティシエ小山進とガラスの魔術師土田康彦の共通点は?

公開: 更新:

1月16日放送の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』(NHKEテレ 毎週土曜22時)に、パティシエの小山進(51)とベネチアンガラス作家の土田康彦(46)が出演する。同番組は、異なる分野で活躍する2人の“達人”が出会い語りあうだけでなく、番組の前半と後半で話し手・聞き手を逆転するクロスインタビュー。

今回出演する小山は、大徳寺納豆やふきのとうなど意外な食材を美味なるチョコレートに仕立て上げ、パリで開かれる世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で5年連続最高位を獲得、「味覚の錬金術師」と絶賛される人気パティシエだ。一方の土田は、ベネチアンガラスの本場イタリア・ムラノ島に工房を持つことを許された唯一の日本人で、ガラスの持つ透明性をあえて封じ、陶器のような質感を出した「イマジン」シリーズなど、1200年の歴史と伝統を持つベネチアングラスの世界に新風を吹き込み、現代アート界からも注目を集めている。

実は二人は同じ調理師専門学校の出身。土田を料理の世界からベネチアングラスの美の世界へと導いた、いくつもの運命的な出会いとは? 本場の職人たちも嫉妬する独創的な作品を生み出すカギは、常に「言葉」、それも日本語であることなど、創作の秘密を明かす。

後半は、神戸郊外の住宅地にある小山の店に場所を変える。子どもの頃、市販のプリンミックスに入れる牛乳と水の割合を独自に変えて味の違いを試すなど、実験と検証が大好きだったという小山は、チョコレートひとつにも、膨大な試作を繰り返す。パティシエになる以前は、サラリーマン時代に営業職も経験したという小山は、「どんな趣味も、どんな経験も、すべてが仕事に生きる。ケーキ職人になるためにケーキ作りの練習をするよりも、自分の好きなことを掘り下げればいい」と説く。そんな小山が、「世界が認めるパティシエ」となるまでのさまざまな分岐点について語る。

また、“お菓子の魔術師”が生み出したチョコレートに“ガラスの魔術師”がインスピレーションを得て、新作のガラス作品を生み出すなど、予想外のコラボレーションも展開する。

PICK UP