羽鳥アナの妻、渡辺千穂がH28年度後期朝ドラ脚本を担当

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羽鳥慎一アナウンサーの妻で人気脚本家の渡辺千穂が平成28年度後期連続テレビ小説『べっぴんさん』の脚本を担当することがわかった。本作は、現在放送中の『あさが来た』、そして次作『とと姉ちゃん』に続く、95作目。13日、NHK大阪放送局にて、制作発表会見が行われ、渡辺と制作統括の三鬼一希が出席した。

本作は、戦前から戦後、高度経済成長期を背景に展開。主人公のすみれは、戦後に神戸で赤ちゃんの服、子ども服を専門後に神戸を拠点とする大手子供服店『familia(ファミリア)』の創業者の一人となった坂野惇子さんがモデルだ。戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語を描いて行く。

現在、第1子妊娠中の渡辺は、「このドラマでは、戦争でたくさんのものを失ったヒロインたちが、同じ状況で困っている赤ちゃんやお母さんたちのために、ぶれることなくまい進する、しなやかな女性たちの姿を描きたいと思っています。今、私は臨月なんですけども、出産の準備をしておりまして、今でも役に立つものが、昔の資料に載っているのを見ると、本当に感慨深い思いになります。そういった自分も重ねて書いていきたいと思っております」と笑顔を見せた。

これまで主なテレビ作品として「サキ」「ファースト・クラス」など、家族、青春、恋愛、悪女ものなど幅広いジャンルを執筆してきた人気脚本家が手掛ける朝ドラに注目が集まる。

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