水野美紀、鎌田敏夫オリジナル脚本のヒューマン・サスペンスドラマで主演

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水野美紀が主演する土曜ドラマ『逃げる女』が、2016年1月9日(土)からNHK総合でスタート。17日に収録スタジオで取材会が行われ、水野をはじめ、共演の仲里依紗、賀来賢人、遠藤憲一が取材会に出席した。

本作は、「金曜日の妻たちへ」「男女7人夏物語」「里見八犬伝」などで知られる鎌田敏夫のオリジナル脚本によるヒューマン・サスペンス。えん罪で入った刑務所で8年、戻ってきたばかりの40歳の西脇梨江子(水野)が、自分を裏切った親友・あずみ(田畑智子)を探す旅に出かける。しかし、その旅は殺人を犯した若い女との出会いによって、逃避行へと変わる。逃げる身となった無実の主人公は、次第に追いつめられる中で、自分を見つめ直していく――。

10月から撮影開始している同ドラマ。水野は、「鎌田敏夫さんの、一筋縄ではいかない、人間が多面的に描かれた脚本と日々格闘しています。クランクインから1か月たったのですが、1シーン1シーンを丁寧に積み上げてここまできています。私が演じる西脇梨江子は、えん罪で8年間刑務所に入り、すべてを失って刑務所から出て来る役ですが、自分の価値観や、人生観、今まで積み上げたものを、いったん全部破壊されてしまい、恨みや怒りを抱えたところから、物語が始まります。すばらしいキャストとスタッフの皆さんに囲まれ、皆さんの力を借りながら、毎日緊張感をもって撮影をしています」と語った。

事件の担当刑事・佐久間役の遠藤は、「刑事をやるときは、だいたいいらついている役を要求されるのですが、今回は水野さんをえん罪に陥れることに一役かっていて、出所してから、なにか彼女の新出発のために何かできないかと、もがき苦しんでいる男の役です。とにかくデリケートな作品で、デリケートなスタッフ、デリケート俳優がそろい、あまり見たことのないドラマが出来上がっていると思っています」とアピールした。

これまで、現代の中でどう生きていくかということを、政治、経済、医学、犯罪といった様々な切り口で描いてきた土曜ドラマの枠に、新たなエンターテインメント『逃げる女』が誕生する。

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