京都・伏見稲荷大社には神秘スポットが点在!「ご利益のデパート」は本当?

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教科書では教わらない歴史上の人物の奥深き心情をたどり、知られざる物語を紹介する歴史情報番組『歴史秘話ヒストリア』(NHK総合 毎週水曜22時~22時43分)。10月14日は「聖なるキツネと神秘の鳥居~伏見稲荷大社の不思議な世界~」を放送する。

「外国人に人気の日本の観光スポット第1位」に選ばれた京都にある伏見稲荷大社。朱色の鳥居が連なる千本鳥居のエキゾチックな雰囲気は、外国人のみならず多くの人の心をひきつけてやまない。しかし、実は、伏見稲荷の本当の魅力はその“奥”にあるというのだ。

延々400mも続く千本鳥居を抜けたところで力尽き、ほとんどの観光客は引き返してしまう場合が多い。しかし千本鳥居は、霊験あらたかな伏見稲荷ワールドのほんの入口に過ぎないのだ。その背後には標高およそ230mの「稲荷山(通称“お山”)」がそびえ、神秘のスポットが点在しているのだ。お山をぐるりと回る一周4キロの参拝コースを巡らなければ、伏見稲荷の本当の姿を知ることはできない。一家繁栄の成就、さまざまな病を直す、良縁を結んでくれる、さらには商売繁盛まで…それぞれに“効き目アリ”とされるたくさんの社がお山に点在しているのだ。ご利益別に人々が参拝し、山全体がいわば「ご利益のデパート」である。“お山”に登れば、どこかに必ずその願いを聞いてくれる場所がある。「どんな願い事も受けつけます」それが伏見稲荷大社なのだ。

このありがたいご利益を求めて、平安時代には清少納言、戦国時代には豊臣秀吉までもが熱心に祈願した伏見稲荷。稲荷信仰が全国に広まるきっかけとなった、老舗百貨店の意外なエピソードなどを交えながら、神秘に満ちた伏見稲荷の世界を紹介する。

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