清水富美加、手塚治虫の幻の名作再現で人生初のアテレコに挑戦

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9月25日(金)の19時30分から、さまざまな眼で見つめ直し未来への可能性を探る番組『金曜eye』(NHK総合・関東甲信越)が放送。「幻の名作 発掘大作戦」をテーマに、TVの青春時代に迫る。スタジオゲストは、石坂浩二、ロバート キャンベル、渡辺満里奈を迎える。

放送開始から今年で90年。その歴史の中でも1960~70年代は、多くの名番組が生まれたものの、当時は放送用テープが高価で、繰り返して再利用したため、殆どの番組が消えてしまった「失われた時代」でもある。NHKでは「番組発掘プロジェクト」として、NHKに保存されていない「幻の名作」を、家庭用ビデオで録画した人がいないか2013年から調べてきた。出演者、制作者、一般視聴者にも広く呼び掛けた徹底的な調査の結果、この2年で発掘された番組は全部で4000本にのぼる。

歌番組にあまり出なかった石原裕次郎が全11曲を熱唱する「ビッグショー」(1975)、昭和を代表する喜劇役者・三波伸介の「お笑いオンステージ」(1972-82)など貴重な映像が目白押し。さらに手塚治虫の幻の名作「ワンダーくんの初夢宇宙旅行」(1969)も発掘。アポロ月面着陸に先がけて、アニメと実写の融合で宇宙旅行を描いた実験作だ。しかし見つかったのは映像のみ。そこで「完全版」を再現するために、当時のスタッフが集結した。主人公の声は清水富美加が「人生初のアテレコ」に挑戦する。

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