高畑充希はおじさんくさい!?来週朝ドラ『とと姉ちゃん』ヒロインに決定

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平成28年度前期の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインが決定、8月31日に渋谷のNHK放送センターで発表会見が行われ、高畑充希が出席した。

ヒロイン・小橋常子役を務める高畑は、「ふだんから、おじさんくさいと言われることが多くて、自分ではあんまり、どこがというのは分からないんですけど、おやじヒロインと聞いた時に、ビビッときたものがありまして、親にも「もう役作りはいらないね」って言われました。以前、「ごちそうさん」という作品で朝ドラに出演させていただいて、その時は妹役だったので、いろんな人にすごいかわいがってもらい、半年間楽しく駆け抜けた思い出があるので、今回は父親であり、お姉ちゃんでありという感じで、“とと姉ちゃん”なので、お姉ちゃん風吹かせて、頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。

2564名の応募の中からオーディションで選ばれた高畑。落合将チーフ・プロデューサーによると、決め手になったのは「アドリブ芝居で、4人くらいで料理をしながらしゃべるという芝居だったんですが、高畑さんは全く動じずに、ほかの皆さんに対していろいろと面倒をみたりしていました。そのちょっと小柄な高畑さんの後ろ姿を見た時に、昭和の激動の時代を、家族を背負って日本の生活を背負って生きていく、ヒロイン小橋常子の背中を見たような気がしました」と明かした。

脚本を手掛ける西田征史は、映画「怪物くん」、ドラマ「魔王」「怪物くん」「妖怪人間ベム」、その他にアニメ「TIGER & BUNNY」(シリーズ構成・脚本)「実験刑事トトリ」などを手掛けたヒットメーカー。

本作は、ひとことで言うと“女性ばかりの小さな家族の大きな昭和史”というような、家族をメインとしたドラマ。主人公の小橋常子(こはし・つねこ)は、幼い時に父親を亡くすが、その父親がお前に家族をたくすと言われ……。2人の妹と母親を養っていくという、父親がわりの“親父ヒロイン”が、昭和の戦前から戦中戦後の高度経済成長期を駆け抜けていく成長物語だ。

しかし、舞台は戦後。女性が働いてもなかなか給料も安いということで、事業として1つの小さな出版社を家族で起こす。その出版社で、庶民の目線に立って生活に添った雑誌を作り、戦後の生活の復興に貢献していくというストーリー。ヒロインのとと姉ちゃんは、家族にとっての幸せ、ひいては自分にとっての幸せ、それから戦後の女性や日本人にとっての幸せというのが、何なのかというのを一生かけて答えを探していく。

温かい人情ホームコメディ-を得意とする西田が描く、パワフルな親父ヒロインが果敢に昭和の時代に挑戦していく新たなる朝ドラに注目が集まる。

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