悩める若者たちに寄り添う自立支援のエキスパート谷口仁史に密着!その信念とは?

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8月31日(月)の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合 毎週22:00~22:48)は、子ども・若者訪問支援のエキスパート谷口仁史が登場する。

ひきこもり、ニート、虐待、家庭内暴力、リストカット……さまざまな問題を抱える若者たちに寄り添い、生きる力を取り戻させ、社会参加へと導く、子ども・若者自立支援のエキスパートが佐賀にいる。相談件数12年で延べ16万超という実績を誇るNPOスチューデント・サポート・フェイスのリーダー、谷口仁史だ。

いま若者たちの問題は複雑化・複合化している。たとえば、谷口たちの調査によれば、ひきこもりやニートの6割以上はいじめなどの対人トラブルを経験し、社会不信に陥る中で孤立化が進み、本人の精神状態も悪化。場合によっては自殺行為に及ぶこともある。にもかかわらず自らSOSを出せない若者に対し、谷口は “アウトリーチ(=訪問支援)”と呼ばれる「攻める支援」を実践する。谷口は 本人が相談施設に来ることを待つ限界を理解した上で、学校や行政などと連携して、こちらから当事者に積極的にアプローチする手法をとる。だが、この手法は決して簡単ではない。会話や接し方のわずかなミスが、取り返しのつかない失敗につながる場合もあるからだ。谷口は、面会の前に本人の興味や関心、苦手な存在などを周辺に徹底取材し、本人の性格や状態などを綿密に分析する。その結果導き出された、“本人の受け入れ易い存在”として寄り添いながら信頼関係を築き、自立を支えていく。

「どんな境遇にある子どもも若者も見捨てない」と信念を貫く、谷口の苦悩と奮闘の日々を描く。

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