太平洋戦争の映像をカラー化『NHKスペシャル』で伝える

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終戦記念日である8月15日(土)に、『NHKスペシャル』(NHK総合 22時)は、「カラーでみる太平洋戦争~3年8か月・日本人の記録~」を放送する。番組は当時の人々の日記や手記に残された言葉を織り込みながら、カラー映像で太平洋戦争の4年間を振り返る。昨秋放送して大きな反響を呼んだNHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」に続く企画だ。

1941年(昭和16年)12月8日の開戦から4年にわたって続いた太平洋戦争。その間、各地の戦場での記録映像をはじめ、国内の動きを伝えるニュース、庶民が撮影した銃後の暮らしなど、膨大な映像が残されているが、その大半はモノクロである。

戦後70年にあたり、4年間にわたる「戦争の時代」を記録した映像を国内外から収集。徹底した時代考証を行った上で、最新のデジタル技術を駆使して、映像のカラー化に挑んだ。フルカラーでよみがえった映像には、雪のアリューシャン列島での行軍から、熱帯の島々での激戦、戦時下の日常や庶民の表情、そして、終戦の日の鮮やかな青空、次の時代に向かってたくましく動き出した人々の姿など、この4年間の日本人の歩みが刻まれている。

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