戦後70年、日本人捕虜の肉声資料が発見!『NHKスペシャル』で特集

公開: 更新:

第二次世界大戦中、戦場で捕らえられた日本兵の尋問のやりとりを詳細に記録した、新たな資料がみつかった。そこで、8月2日(日)の『NHKスペシャル』(NHK総合 21時)は、「密室の戦争~発掘・日本人捕虜の肉声~」と題して、知られざる尋問室での攻防に迫る。

今回発見された資料内容の分析を進めたところ、当時の日本軍の暗号戦略、組織の指揮命令系統、アジア各地で行おうとしていた作戦などの機密事項が、日本兵捕虜の供述から連合軍に伝わり、その後の戦略に活かされていた実態が浮き彫りになった。情報戦の指揮をとっていたアメリカは、日系二世を中心とした秘密尋問部隊を組織し、前線各地に設けた尋問所で大規模な諜報活動を進めていたのだ。尋問部隊は、戦場で死んだ兵士たちから入手した日記の翻訳を進め、日本兵の精神構造や心理的弱点を分析。効率よく情報を得るマニュアルも確立されていた。日米双方の当事者を取材し、尋問室という「密室」で展開した攻防から、知られざる戦争の断面に迫る。

PICK UP