福士誠治主演の木曜時代劇『まんまこと～麻之助裁定帳～』（総合テレビ 毎週木曜20時～20時43分）が7月16日からスタートする。同作品は、「しゃばけ」シリーズで人気の畠中恵が、妖怪ファンタジーとは一線を画して挑戦する新シリーズで、江戸町名主の跡取り息子・麻之助が、幼馴染の色男・清十郎、賢物・吉五郎とともに、さまざまな謎やもめ事の解決に立ち向かう人情ミステリードラマ。
町奉行では裁けない町内の民事事件を裁定する町名主。福士は、その跡取り息子である高橋麻之助を演じる。麻之助は、隣町の町名主の跡取りで、色事にかんしては色男で凄腕の女ったらしの八木清十郎（桐山漣）、同心見習いで腕は立つが、石部金吉の相馬吉五郎（趙珉和） は、幼なじみの親友同士。麻之助は十六までは真面目で優秀な少年だったが、あるときを境に、お気楽な遊び人になってしまう。普段はとんと頼りにならない麻之助だが、実はその推理力には並外れたものがあり、ひとたび揉め事が持ち込まれると、麻のように乱れて解きほぐしがたい事件を、思いもつかない方法で鮮やかに解決してしまう。
ストーリーは毎回読み切りだが、麻之助を中心とする切ない恋愛模様が縦線に組み込まれおり、その行方にも注目が集まりそうだ。
［第1話「恋、一途（ず）」のあらすじ］町名主の跡取り・麻之助は、町娘・おのぶ（荒井萌）のお腹の子の父親を探し、裁定することになる。清十郎と吉五郎は、麻之助の計略を聞いて仰天する。「今度の裁定は、お堅いことで有名な跡取り息子が取り仕切るらしい。名乗り出なかったおのぶの子の父親には、厳しい裁定が下るだろう」との噂を流そうというのだ。麻之助の計略は功を奏し、子の父親が現れワイロの50両を差し出す。
