交通事故の瞬間スローモーションに感じるのはなぜ?プレゼンターはモーガン・フリーマン

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7月9日(木)23時からEテレで『モーガン・フリーマン 時空を超えて』が放送される。同番組は、ハリウッド俳優のモーガン・フリーマンがエグゼクティブ・プロデューサーと案内役を務める、大人の知的エンターテインメント。今回は「時間」をテーマに、研究者らの見解を紹介する。

今年3月に放送され、日本でも大きな反響を呼んだ同シリーズ。2010年にシーズン1がアメリカで放送され、現在までにシーズン5、全48本が制作された人気番組だ。宇宙の成り立ちから永遠の命や時間の定義まで幅広いテーマをあつかい、多くの人が、日ごろ疑問に思いながらも、うやむやになっている事柄に注目し、第一線で研究する世界各国の大学教授らが持論を展開。実験や具体的な物、CGやアニメを使った映像も見どころだ。番組では結論を出さず、様々な角度から考える材料を提供していく。

今回のテーマ「時間は本当に存在するのか?」では、太古の昔から研究者たちを悩ませてきた難題に挑む。過去・現在・未来はどのように結びつき、作用しているのか? 時間は幻想なのか? 実在するのか? 時間は一方方向で流れるだけなのか? 違った方向にも流れるのか? 様々な疑問が浮かぶ中、ニュートンの絶対時間とアインシュタインの相対時間の比較も交えて考える。

また、我々はそれぞれ“異なる時間”の中で生きている。同じ1秒でも人によって認識する長さが違うからだ。そして、同じ人でも事象によって時間の感じ方は異なる。交通事故の瞬間をスローモーションのように記憶している場合があるのは、脳が刺激の強すぎる事象を処理することを拒み、長い時間かけて起きたことのように感じるためなのだとか……。果たして真実は?

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