人々が行き交う街角。そこに足をとめ、通りすがりの人に目を向ける番組『ドキュメント72時間』（NHK総合 毎週金曜 22時55分～23時19分）。7月3日は「“はなキャバ”人生劇場」と題し、昭和にタイムスリップしたかのような不思議なレトロ空間“塙山キャバレー”の3日間、72時間を記録する。
巨大企業の城下町、日立市の国道沿いに、ぽっかりと現れた建物群。未舗装の細い路地にトタン作りの居酒屋などが並ぶ通称“塙山キャバレー”だ。高度成長期に生まれておよそ50年。十数軒が看板を掲げ、工場の社員や地元の人たちの癒やしの場となってきた。楽しく騒げる店、ぼやきを受け止めてくれる店、親戚の家のような店……。“はなキャバ”の雰囲気にひかれて集まる客とママたちの3日間の物語を追った。
