「自殺も考えた」モニカ・ルインスキーがTEDで沈黙を破る

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5月27日(水)の『スーパープレゼンテーション』(Eテレ 毎週水曜22:25~22:50)は、長年の沈黙を破り、今年の3月にTEDの舞台に立ったモニカ・ルインスキーのプレゼンテ―ションを放送する。

同番組は、世界が注目するイベント「TEDカンファレンス」を題材にプレゼンと英語を学ぶ語学教養はもちろん、世界を変える人々の驚きの発想を最高のプレゼンで聞くことができるというもの。毎回、スピーカーのプロフィールや、プレゼンの英語キーフレーズなどを紹介し、視聴者と一緒にアイデアの背景を探っていく。

1998年にクリントン大統領(当時)との不倫スキャンダルで世界中の注目を集めたホワイトハウスの元研修生のモニカは、現在41歳。「自分の過去を避けて通るのはもうやめました」と語り、スキャンダル発覚後、ネット上でのひぼう中傷や辱めを浴びた彼女は、「自殺も考えた」と告白する。しかし、ある事件をきっかけに自分の経験を共有することを決意したという。プレゼンの中で、いじめられる側の心の内を伝えるだけでなく、ネットいじめの被害をどうしたら減らせるのかを切実な言葉で訴えかける。

「公の場で侮辱するのは止めるべき」「思いやりのある社会を取り戻しましょう」というモニカの切実な呼びかけに、会場がスタンディング・オベーションを送った。

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