5月18日（月）の『プロフェッショナル 仕事の流儀』（NHK総合 毎週22:00～22:48）は、世界一といわれる日本の水道技術、その高品質を支えてきた笑喜（しょうぎ）久文に密着する。
いつでもどこでも蛇口をひねると豊かな水が流れ出し、そのまま飲める味と安全性。断水などの不具合もほとんど起こらない日本の水道技術。笑喜は、東京都水道局で漏水防止という知られざる技術を磨いてきたプロフェッショナル。地下に張り巡らされた水道管から水が漏れ出す音を聞き取り、漏水箇所を特定し、修理する。まさに社会の縁の下の力持ちだ。
先進国であるアメリカやヨーロッパの主要都市ですら漏水率は10％程度、だが東京は実に3％未満というダントツの技術を誇る。だからこそ今、世界が日本の漏水防止技術に注目している。そんななか腕を買われた笑喜は、昨年10月から東南アジア・ミャンマーに派遣されている。水道改善と技術指導が目的だ。各家庭に水が届くには2日に1度、漏水率66％というミャンマーの劣悪な環境を刷新することができるか。技術大国ニッポンの誇りをかけて挑む日々を追う。
