ピエール瀧が土曜ドラマ『64』で主演!起用理由は“昭和顔”

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4月18日にスタートする、土曜ドラマ『64(ロクヨン)』(NHK総合 毎週土曜22時~22時58分)の試写会が渋谷の同局にて行われ、主演のピエール瀧と、木村佳乃、新井浩文、永山絢斗、山本美月、演出の井上剛、制作統括の屋敷陽太郎が出席した。同作品は、2013年に「このミステリーがすごい!」で1位に選ばれた横山秀夫の同名小説を原作とし、地方県警を舞台に、昭和64年と平成14年にまたがる2つの誘拐事件を、広報官の視点から描いた警察ドラマ。

主人公で広報官の三上を演じるピエール瀧は、「普段は電気グルーヴというバンドをやっておりまして、一応そっちが本業なんですけれども、この話をいただきまして、正直意味が解らないと……。この役を俺が出来るのかなという所が率直な感想でございました。理由を聞いた所、屋敷制作統括から、昭和の顔があると。「お前は顔が古いんだ!」という事で起用していただいて、なかなか顔一発でこのドラマの主演を選ぶという事で、NHKはどうかしたのかという感じはいたします。僕はあんまり自分の作品を後から何度も見直すという事はしない不真面目な人間なのですけれども、もう5回位見ていますし、見る度に新しい発見があって、非常に素晴らしい作品に仕上がっていると思います」と明かした。

そして、三上の妻・美那子(みなこ)を演じる木村は、「ピエール瀧さんと夫婦役という事で、電気グルーヴはもちろん存知上げておりますけれども、どんなお芝居をされるのか凄く興味があったし、ちょうどその時、娘がオラフにとってもハマッておりまして、オラフの声をやっていた瀧さんが、三上をどういう風に演じるのか。他の役者さんと全然違うお芝居をされる瀧さんで、一緒にお芝居をしていてとっても勉強になって、すごく楽しかったです。1話を見ましたが、度肝をぬかれて、本当に面白かったです。俳優としてこの作品に関われた事を誇りに思っています」と語った。

また、広報室・三雲志織を演じる山本は、NHKドラマ初主演とあって、「とても緊張していていました。木村さんとは同じシーンがなくて、ほとんどが男性に囲まれて、女の子がポツンとひとりだったので、大丈夫かなという不安があったのですけれども、ビエール瀧さんを始め皆さんすごく優しく話しかけて下さいましたので、とても楽しい現場になりました。原作と脚本を読んでやはりちょっと難しくて、大人向けの話なのかと思ったのですが、私の年代の女の子でもすごく楽しめる作品です」とアピールした。

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