アラーキーがNHKハート展入選者を激写!撮影現場に潜入

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4月7日(火)の『ハートネットTV』(NHK Eテレ 毎週月曜~木曜20時~20時29分)で、アラーキーこと写真家の荒木経惟が、「NHKハート展」の入選者をポートレイト撮影する様子や、被写体となった入選者2人の日常を取材した模様が放送される。

「NHKハート展」とは、障害のある人が作った詩をもとに、著名人がイメージを膨らませ、アート作品として表現するアートのコラボレーション。同展が、20回目を迎える記念イベントとして今回の企画が実現した。

毎日、空を撮影し続けている荒木が特に気に入ったのが「空」という詩だ。作詩者の赤羽宏太さん(14歳)は学習障害がある。詩の中で「空じたいがぼく」と詠った宏太さんはおおらかでマイペースな性格。撮影当日は、緊張で表情が固かったが、荒木は、優しく言葉をかけながら、宏太さんらしい表情を引き出していく。

また、「立ってる」という詩を書いた東京都在住の内田麻美さん(35歳)は統合失調症を患っている。現在、夫の信也さんと5人暮らし。気持ちの波と付き合いながら生活している日々を詩に表現した。夫の信也さんも、5年前に躁鬱病を発病。麻美さんは、二人で前を向いて生きていく覚悟を撮ってほしいと撮影に臨んだ。

今回荒木は、全員に特別な経験をしてもらいたいとフォトスタジオで撮影を希望。ヘアーメイクもプロが行った。荒木とハート展の入選者、それぞれの個性が響き合い、入選者7人の「今」が写し出されたポートレイトが完成した。

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